消防によると、同日午前、製鉄所内の火力発電所で小規模な火災が発生。従業員が消し止めたが、発電所の出火が原因で第7コークス炉の電源が落ち、新たな火災につながったとみられるという。
同製鉄所は、トヨタ自動車やホンダなど国内主要メーカーに自動車用鋼板などを供給。2012年度の粗鋼生産量は646万トンで、新日鉄住金の主要製鉄所の一つ。状況によっては、今後の自動車生産に影響が出る可能性もある。
現場は大規模な工場や火力発電所が立ち並ぶ工業地帯の一角。現場付近には高濃度の二酸化炭素などが発生している恐れがあることから、県警などが周辺住民に注意を呼びかけている。
同製鉄所では2008年3月、敷地内の廃塩酸の再処理タンクが爆発し、作業員3人が重軽傷を負った。また、07年3月、敷地内のコークス工場で配 管の取り換え作業中、作業員6人が管から噴き出した炎でやけどをし、死傷する事故が発生。03年9月には構内のガスタンクが爆発し、作業員15人が負傷す る事故が起きている。