アンパーラタンクと呼ばれており、貯水池として古代に造られたらしい。
スリランカの中央部は山岳部になっており、そこから海までの間、とくに東部地区には多くのタンクが点在するのだが、古代にキング達が造ったということ以外に、どのように誰がいつ造ったのか…詳細は分かっていないらしい。
アンパーラタンクは街の西側に位置しているが、そのさらに西側に隣接してkondavattavanaタンクが並んでいる。
さて、その二つを仕切る部分にアンパーラタンク遺跡の巨石がドーンと横たわっている。
この巨石の岩肌には古代文字が見られる箇所がある。
また、古代の石工の痕跡とも思われるものが、しばしば…
ちなみに
古代アンパーラキングダムにおいて、ここは西門に位置する場所か…
二つのタンクを仕切る陸地の通り北西に伸びていること、などから、謎の多い古代の灌漑工事とも関係があるのか…
古代アンパーラキングダムがどこを拠点にしていたかは、おいおい探していくが、この西門巨大遺石は、是非見ていただきたいスポットだ。
【トラベルマスター】
アンパーラを中心にセイロン島東部の古代遺産、史跡を探し活動している。これまでスリランカ旅行者から脚光を浴びなかった、ガイドブックにも載っていないスリランカ東部地区を紹介しています。
スリランカ文化三角地帯にも負けない古代史跡の眠るセイロン島東地区(アンパラ)にご興味のある方は、お気軽にご相談ください!
あ、もちろん、普通の(?)スリランカ旅行のご相談もお待ちしております。
【筆者について】
筆者は2015年現在、スリランカ東部州アンパーラ県アンパーラ市に在住。Ampara general hospital(国立アンパーラ病院)にて脳神経理学医として勤務しながら現地のアーユルヴェーダを研究するかたわら、元スリランカ教育省アンパーラ事務所ディレクターであるウパリ氏らとともに、トラベルマスターとしてセイロン島東部地区の古代遺産の研究に加わる。