愛憎の心 / ミサイル防衛

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今日は、言志四録からです。

言志四録

言志録

四〇　愛憎の心

〈現代語訳〉

愛憎や好悪の感情・考えが心におこること、最も人物の鑑定に間違いをきたすものである。

〈原文〉

愛悪の（あいお）念頭、最も藻鑑（そうかん）を累わす（わずらわす）。

愛悪＝愛憎：愛しにくむ
好悪：好き嫌い
念頭：こころ・心頭
藻鑑：品定め・品評

人物の鑑識（かんしき：鑑定する眼力、めきき）は、好きとか嫌いとかの概念を越えた無心の境地で判断し見極めなければならない。

そうしなければ、判断を誤ると言われています。

上に立つ者の基本的な心構えでもあります。

禅の世界では、喜・怒・哀・懼（く）・愛・憎・欲を七情といいますが、禅の修行では、この心を煩わす（わずらわす）七情を制するので、本心・本性を悟り得るなら、七情に動ずることなく、心に何の有相執著(うそうしゅうじゃく：形ある現象の姿にとらわれる心。それらが一切皆空であることを悟らないで執着心を起こすこと。）をもとどめない自由無碍（じゆうむげ：なんらさまたげるものなく自由自在であること。すべての事物の捉われから解き放たれた状態のこと。無碍はさまたげが無い、または外物や表面的な現象に捉われることのない様を示す。）な無心の境地が現前するのです。

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今日のニュースから

韓国：北朝鮮攻撃想定、防空訓練　砲撃事件後初

韓国で１５日、北朝鮮の攻撃を想定した防空訓練「民防衛」が全国一斉に実施された。１９５３年の朝鮮戦争休戦以来、北朝鮮が初めて民間人地域を砲撃した先の延坪島（ヨンピョンド）事件後、初めての訓練。走行中の高速鉄道ＫＴＸを一時徐行させるなど、政府は「『民防衛』が始まった７５年以来最も規模の大きい訓練だ」としている。

民防衛はかつて毎月１５日に行われていた。９０年代には回数が減り、ソウルなど大都市では関心も薄れていった。「戦争の脅威が目に見えるようになった」（韓国消防防災庁）ことで、全国民に退避ルートの再確認などを求めることにした。

ソウル中心部の光化門では午後２時（日本時間同）に空襲警報のサイレンが鳴り、車両は強制的にストップ。気温氷点下７・８度の寒さの中、歩行者は地下道などの待避所で待つよう指示された。英語の資格試験会場へ急いでいた大学４年の女子学生（２４）は「ここまで徹底した訓練は小学生のとき以来だ」と話していた。

　（毎日ｊｐ【ソウル西脇真一】）

ミサイル防衛

日本も対岸の火事ではないですね。

危機管理能力の極めて低い、民主党政権の政府では日本国民は不安でしかたありません。

政府は、ミサイルが撃たれてからでは、遅いことを認識するべきです。

そのための法整備、しかるべき防衛のための軍備を急ぐ必要があります。

しかし、米国ミサイル防衛システムパトリオット（ＰＡＣ－３）は、ほとんど当たらない。

現実的には、ミサイルを防ぐことはできないのです。詳しくはこちらから

有事の際、ミサイルを撃たれてからでは遅すぎる事実を皆さんにも知っていていただきたい。

専守防衛で敵ミサイル基地を攻撃することでしか守れないのが現実です。