事故から随分と日が経ち、落ち着いてきたので、

飲酒運転の轢き逃げにあった事件を綴ろうと思います。

多少フェイクを含んでいますが、ほぼほぼ実体験です。

私は本当にかなり幸運の部類ですが、

それでも本当に大変だったので、

絶対お酒を飲んで運転してはいけないと感じました。


まず、事故してすぐのお話です。




出勤には、原付を利用していました。

その日は天気の良い快晴。朝の9時ごろでした。

いつも通り会社へ原付で向かっており、

左折レーンに入り、前の車の後ろに止まろうと、減速しながら止まろうとしていたら、


バンッッッッッ


と後ろから強い衝撃が。


体が吹っ飛び、そのまま尻もちをつくような形で転倒しました。

体の衝撃に驚きつつ、後ろからぶつけられた驚きで、そのまま後ろを振り返ると、後ろの車の運転手は硬直していました。


再度正面を向き、まず自分が歩ける状況か確認したかったので、立ち上がりました。

立ち上がれるということは大した怪我ではなさそうだなと思いつつ、衝突の衝撃で原付が押し出され、前の車にも接触していたので、お尻を押さえながら、前の運転手にも知らせようと、ゆっくりと歩きました。


対向車線からゆっくりとトラックが減速しながら、運転席の窓を開け、

「おぉーーい!!!大丈夫かぁ!!」

と声をかけてくれたのを覚えています。



前の車に知らせようとゆっくりと二歩三歩と歩みを進めていると、後ろからぶうううんと車が走り出す音が聞こえ、違う車線にはさっき後ろで振り返った車が走り去っていくのが見えました。


え、逃げた?え?


と混乱しながら走り去っていく車のナンバーを見て覚えていたのが一つ目の幸運でした。


声をかける前に、前の車の方はすぐに降りてくれ、

原付が車に接触したのも理解しており、

「大丈夫ですか?!ぶつかられましたよね?!!」

と声をかけてくれ、

改めて後ろを振り返ると、やっぱり後ろの車はいなくなっており、

「逃げられたみたいですが、ぶつけられて、、警察電話します」

とその場で私が警察に電話しました。

初めての110番でした。


「事件ですか?事故ですか?」

「事故です、後ろから追突されて逃げられました」

「怪我人はいますか?救急車は必要ですか?」

「私が怪我をしましたが、救急車はいりません」

「車のナンバー覚えていますか?」

「はい、〇〇〇〇でした」


警察の方とは1-2分くらいやり取りをし、電話を切りました。

前の車の方は家族で乗っておられ、

「ドライブレコーダーにも映像映ってたよ!」

と話しているのが聞こえ、安堵したのを覚えています。

事故が映像として残っていたのが二つ目の幸運でした。


側から見るとなかなかの事故だったようで、何台かバイクが事故現場の近くに停車しました。

見ると私服だったので、一般の優しい方かな?と思っていると、

「救急隊員です。ちょうど勤務終わりで帰宅途中で」と言っておられ、道路の交通整備や声かけをしてくださいました。これもとても幸運でした。

朝な交通量の多い時間帯だったので、事故渋滞が起きるのではないかと不安でしたが、皆さんテキパキと対応してくださいました。


「座ってて」と言われ、途中からは道路に腰掛けているような状態で、かなりお尻が痛いなとその時感じていました。


救急隊員の方が反対車線にあったヘルメットを持ってきてくださり、

その時に事故の衝撃でヘルメットが吹っ飛んでいたことに気づき、頭をぶつけなかったのは本当に運が良かったと感じました。

(顎についてる紐はもちろんつけていましたが、おそらくヘルメットが緩かったのだと思います)


体感5-10分くらいでまず警察が到着し、

その時に促され前の車の方と連絡先を交換しました。

その後すぐに救急車と到着し、私は歩きながら救急車に乗り込みました。

救急車は前の車の方が呼んでくれていたようでした。


私自身大した怪我もなく、救急隊員の方と軽く話をしながら病院へ向かい、変な気分でした。

「あそこにいた何人かはうちの救急隊ですよ〜」

と言っていました。

指にはめて何かを測られましたが、

私はネイルをしていたので

「測りにくいです、、」と言われました。すみません。


病院へは10分ほどで到着し、

自分の足で歩きながら促されるまま診察室へ向かい、どこが痛いのか聞かれ、

「お尻が痛いです」と答えるとそこのレントゲンをされました。

骨に異常はなかったようで、数分待機したのち、診察室へ再度呼ばれ、何点か質問をされ、お尻に湿布を貼られました。

それがもう衝撃的に滲みて、痛くて、

「うあああ!」と声が出たのですが、

「あ、ごめんね、冷たい?」って言われました。もう絶対大したことないと思われてました。


トータル15分程度で診察は終わり、

保険証を持ち合わせていなかったので、とりあえず5千円前金として必要なようで、払うと帰されました。

エッもう終わり?うそ?これからどうすれば??

と拍子抜けするくらいすぐに病院の診察は終わり、両親や会社の友人に連絡を取りました。





今日はここまで、また更新します。