【毎月勤労統計調査】

 

賃金、労働時間及び雇用の変動を明らかにすることを目的に厚生労働省が実施する調査だよ。

 

その前身も含めると大正12年から始まっており、統計法(平成19年法律第53号)に基づき、国の重要な統計調査である基幹統計調査として実施しています。昔から行っているんだね。

 

毎月勤労統計調査は、常用労働者5人以上の事業所を対象として毎月実施する全国調査及び都道府県別に実施する地方調査のほか、常用労働者1~4人の事業所を対象として年1回7月分について特別調査を実施しているんだよ。

 

毎月勤労統計調査の結果は、経済指標の一つとして景気判断や、都道府県の各種政策決定に際しての指針とされるほか、雇用保険や労災保険の給付額を改定する際の資料として、また、民間企業等における給与改正や人件費の算定、人事院勧告の資料とされるなど、国民生活に深く関わっているんだね。

 

さらに、日本の労働事情を表す資料として海外にも紹介されており、その重要性は高いものとなっています。

 

 

社会保険労務士試験の選択式が得意な犬。どんちゃん。

 

愛犬「日本全国にある全ての事業所を調査する方法もあるけど、それでは時間もお金もかかりすぎるんだよ。だから、毎月勤労統計調査では、調査する事業所について、それが全国の縮図となるように一定の精度を保つ標本数を確保しつつ、無作為に事業所を選ぶ方法を採っているんだね。」