東京電力の株主総会(第99回)招集通知がweb上にあがってるのでさわりを読んでみた。
東京電力といえば首都圏へ電力を供給している超巨大インフラであり、優良財務と羨望の高待遇とウハウハな老後が約束された企業であったと、勝手に想像していた。
しかし東日本震災で福島第一原発で原子炉建屋の水素爆発やメルトダウンが起き、周辺地域へ放射性物質を大量にばらまいた。
現在は原発以外の手段による電力供給をしつつ、原発の廃炉に向けた長期的作業と、汚染水の海洋放出にむけた施策をやっているようだ。
原発運用上最悪の事態が起きてしまい、周辺住民をはじめ日本中から『NO原発』の声が上がり、全国の原発は停止に追い込まれた。だが、それによって低下した発電量は別の手段から調達せねばならず、燃料費加算分がそのまま電気代の上昇となって我々に跳ね返ってきた。
戦争やコロナがエネルギー事情の悪化に拍車を掛け、さらに米国の金利上昇が相対的に円安を招き、燃料(輸入)代はあらゆる物の価格を押し上げている。
東電の文書の中でも、それらの背景事情から電気代の値上げを告げている。カーボンニュートラルというきれい事を言っても、とにかく目先、電気代を下げるには燃料代を抑えるしかなく、そのためにはやはり原発を再稼働させるしかない、と話は進み始めている。ただ福島第一原発と同じ轍を踏まないために、冷却用補助電源は津波をかぶらないとか、二重化・三重化するなど、万全のバックアップが施されるであろう。
いずれまた大きな地震は来ると言われている。
実際にそれが起きれば、話は東電だけに収まらなくなる。
誰かが絶対に正しい正解を持っているとは言えない。それぞれがそれぞれの立場で正義を主張し、それらをすりあわせながら、よりよい方向に持っていこうとしていると信じている。