話には聞いていたが、
「退職代行」なんてもの使う人間が本当にいるのかよ、
と思っていた。
いくら無能で無責任な人間でも、
「仕事、辞めさせてください」くらい自分の口で言えるだろう。
本当の無能なら、「どーぞどーぞお辞めください。」
と言われるだろうし、
「ちょっと待ってよ、困るよ。ちょっと一緒に考えようよ」
と引き留められるなら、自尊心も満たされるというものだ。
もっとも、いまは自分で退職を口にするよりも
「あなたの評価は最低ランクです。来月から仕事はありません」
なんてパワハラじみた退職勧告のようなことを
言われて会社を去る場面のほうが多いのではないだろうか。
(今はリストラより労働者不足のほうが問題か?)
さて、退職代行。
先日そういう電話を受けた、という知人の話を聞いた。
そこはシフト制の勤務を敷いているところだ。
代行業者からの電話によると
「本日から依頼者は出社しないので、シフトに穴が空くため
まずは早急にその穴埋めの手配をすることをおすすめします。」
とのこと。
(※退職に関する本題はこのあとに続くらしいが、そこは聞けてない)
・・・ほう、一応そういう気配りはあるのか。
いやいやいやいや。。。
きちんとモノを考えられる人間なら、
会社に対して退職申告は最低1ヶ月前には出すだろう。
いきなり当日、(しかも他人の口を借りて)「辞めます」
なんて言うような人間て、どうなの?
個人同士の約束のドタキャンレベルの話じゃないよね。
会社がブラック?
いや、たとえ労働条件とか、人間関係とか問題があったとしても
そういう手段に打って出る人間のほうがブラックだろう?
企業は、こういうサービスを利用した人間の情報を共有して
採用を控えるべきだろう。
企業として当然の「リスク回避」だ。
にしても、
自分のことも自分で面倒見れない
こんな弱っちい人間が実際に居ることに驚いた。
どこかの意識高い系の動画で
「逃げることは悪いことじゃない。
嫌なことからは全力で逃げてください」
とか声高に言ってる人を見たことがあるけど、
決して無責任上等を推奨してるわけじゃないと思うんだな。
どんな言い訳があるか知らないけれど、
結局こういう人間はこの先もこういうスタンスで生きていくんだろう。
(どんだけナヨっちいのか、顔見てみたい)
俺個人は関わりがないので、この人間が無職で野垂れ死のうが
知ったことではないが、こいつに失業保険とか生活保護とか
税金が使われることには納得がいかない。
(絶対そんなレベルに墜ちる人間だと確信している)
※ちなみに知人の会社はヤクザが仕切るヤミ金とかではなく
一部上場企業の子会社で、ごく普通に話が通じる企業だ。