あたしは、はっきり言って寂しがりや。

でも、プライドが高くって言いたいことが言えない。


みんなで飲みに行ってもご飯を食べに行っても、自分がおごっちゃったりする。


見栄っ張り??


そうなの。


妹の妊娠を知ったとき、私は素直に喜べなかった。


涙が止まらなかった。


ほんとはわたしがそこにいたかったから。


赤ちゃんが出来たんだよ、


って喜びたかった。





だから、今は言うの。




結婚なんかしたくないし子供もほしくない






どうしても素直になれないわたしがいる。

先週、年子の妹に赤ちゃんが生まれた。


私と同じく海外留学をしていた彼女は、この街にさっさと見切りをつけ帰国し、そこで出会った人とあっさり入籍。

幸せいっぱいのメールが、短いメールにて届いた。


「赤ちゃん生まれたよ!!」


その次に母親からの写メ。


「かわいいでしょ?」


本当にかわいくて妹の子供とは思えない。

涙が、また、あふれる。








この不況の中、今の状況に満足できていない私はずいぶん前から仕事を探していた。

でも、二ヶ国語なんて誰でも出来る時代、同じような状況の人たちが我こそは!とひったくるように仕事を取り合っている。


きっと、誰もが


もう働かなくていいと言ってくれる人と結婚したい

早くこの状況から出たい


と思っているはず。


プライドが邪魔して言えないだけ。

弱みを見せたくないだけ。


鈍感な妹は、続ける。



あのね、さっさと見切りをつけて移動しないのはおねえちゃんの責任だけどさ


とか


あのね、ちゃんとお金を持ってきてくれる人のほうがいいよ


とか。


結婚を約束してた人と別れた時、父親はかなり落胆した。


お前が悪いんだろ?

ちゃんと謝りなさい。

女性が折れるべきだよ。


別れた原因は


順序を重んじる厳格な私の父親を気にして子供をおろした後の、妹からのメールだった。


「妊娠したの。結婚して産むつもり」




何で私はだめなの?

何がだめだったの?



本当は、強引に言って欲しかった。



結局は「経済的」な理由と「タイミング」だった。


次があるよ。









次を迎える前に、私たちの関係は終わった。