*BL妄想(ジョングク×ジミン)です

苦手な方は閲覧ご注意下さい







*お久しぶりです〜雪乃です。

アメンバー申請、メッセージ、コメントたくさんいただいておりまして、ありがとうございます!

全部にお返事出来なくてごめんなさい🙏

全て大切に読ませていただいております。

ありがとうございます💓




*久しぶりに書いたんで、なんかぎこちない感じかも…短編です



















Identify








どんなに激しく揺らされている時も




すぐわかるようになった。




今僕を、後ろから抱きしめている方の腕が、




今僕の、髪を優しく撫でている方の腕が、




今僕の、手をぎゅっと握っている方の腕が、







この子の右腕なんだって












そう話した時、彼は自分の右腕を見てから、くしゃり、とはにかんだように笑って、「それって何かいいんですか?」と聞いた。スケジュールのない日の朝、ベッドのまどろみの中で、抱き合っているのは幸せだ。彼が笑うと目尻に皺ができて、それを見ると何度だって愛おしい気持ちが湧いてくる。



「いいっていうかなんか便利じゃん」



「便利?」



僕がジョングクの腕をつつきながら言うと、彼はまた面白そうに笑った。



「んー、たとえばさ」



僕は言いながら彼の体の上によじ登ろうとした。ジョングクはすぐに僕を支えて、そのたくましい体の上に抱え上げてくれた。



「宇宙人が地球にやってくるとするじゃん」



「宇宙人?突然だなふふっ



僕の言葉に思わず、といった様子で笑うジョングクを軽く睨むと、僕は続けた。



「でな、その宇宙人は地球人のことをちゃんと調べようとして、まず全員魔法で裸にするとするじゃん」



「ふはっ何そのやらしい宇宙人



「ふふ」



僕は自分でも自分の言っていることがおかしくなってきて、ジョングクにつられて少し笑った。



「そしたらさ、みんな裸だから人間なんて同じような姿になるんだけど、お前のことはすぐ見分けられるんだ」



ヒョン」



僕が、自分を抱きしめる彼の腕ににちらりと目を走らせながら言うと、彼はぎゅっと僕を抱き寄せた。



「たとえば、宇宙人にそうされたときに僕がお前と離れ離れになってても、すぐわかる」



ジョングクはしばらく僕を見つめて、僕の頭をくい、と引き寄せて、子犬みたいに唇を寄せてきた。ちゅ、と軽く唇を触れ合わせて離れると、僕はジョングクの前髪を撫でてやった。こうして髪を撫でていると、彼のことをいつまで経っても子供みたいに感じた。



「だったらこうした甲斐があったなあ」



「んでも無くてもわかるけどな。お前のことは」



「…ジミニヒョン」






特別なことをしなくたって





ジョングクは特別だから。






きっと、10,000マイル先からでもわかる。だけど







「だけど、これだとお前だってわかりやすいだろわっ」



ジョングクはいきなり、身体の上に乗せた僕ごと寝返りを打って僕を組み 敷 いた。





ああ昨日から何回目の体 勢なんだろう






「っあ、んんっ…」



ジョングクの熱い唇が、僕の体をなぞっていく。



「僕だってわかりやすいよ今ジミニヒョンの右のこれ、舐 め てるんだって



硬くなった粒を、彼の熱い 咥 内 で転がすようにされて僕はうめいた。



「バカ



「うん、バカですよでもヒョンもだからね



「ん、あっ」



もう一度「バカ」と呟く声は、熱く合わさるふたりの唇の隙間へ、消えていった。