*BL妄想(ジョングク×ジミン)です

   苦手な方は閲覧ご注意ください

*画像お借りしています

*第1話はこちら
























Side JM







今日は、ジョングクなんかいつもと違う…




じゃれてくるジョングクを引き剥がしてトイレに立った。席に戻ってくると、ジョングクがテーブルに突っ伏していて僕は焦った。



「ジョングガ、大丈夫か?」



隣に座って軽く体を揺すると、ジョングクはテーブルに突っ伏していた顔をこちらに向けて、「ふふ…」と微笑んだ。





そしてゆらりと身を起こしてこちらへ向かって手を伸ばした。



「ジミニヒョン…」



「あ、わっ…」



ジョングクが抱きついてきて僕はよろけた。背中が引戸にあたって音を立てる。手をベンチシートについて支えるやいなや、耳元に温かな吐息を感じた。



「ジミニヒョン…僕…」



「ゃ…ふ…ぅあ…」



耳がぞくぞくして、肩をすくめると、ちゅ、と耳のふちが柔らかなもので挟まれる。唇だ…と思って顔が熱くなった時には、濡  れた熱が耳の中に忍び込んできた。



「っは…や…グガっ…」



体が意思に反してびくびく揺れる。酔っているせいなのか、いつもより体が数倍  敏  感  になっているみたいで僕は焦った。ちゅっ、ちゅくっ、と耳の中で響く音が頭を支配して思考力を奪っていく。



「僕…酔ったよ…」



ジョングクの唇がゆっくり耳をなぞって、首  筋  を滑っていく。その体がすごく熱い。僕は声を出さないように口を押さえた。




グガ、ホントにすごく酔ってる…




ジョングクは甘えるように僕の首  筋  に鼻先を押し付けた。そして僕のゆるりとしたトップスの裾をめくると、その下へ手を忍ばせてくる。



「んゃっ…ぁ…だめ…」



「好き、ジミニヒョン…好き…」



「あっ…ぁ…」



ジョングクの熱い手が脇  腹  を這い上がってきた。体が反応を返してびくんっと揺れ、僕の背中に触れている引戸がガタ、と音を立てて、僕は焦った。



「ジミニヒョンも…言ってくれなきゃ…」



「んんっ」



鎖骨にジョングクの唇が触れて、濡  れた熱を感じた。僕の体の温度もどんどん上がる。




止めなきゃいけないのに…




グガ、めちゃくちゃ可愛い…どうしよう…




僕の  首  筋  に口づけを続けるジョングクの頭に手のひらを乗せて、そっと髪を  撫  でた。その時、引戸の外でお客さんが帰るのか、店員さんの「ありがとうございます」という挨拶の声が聞こえる。




だめだ、やっぱり止めなきゃ…




引き剥がそうとした時、ジョングクの熱い指が僕の体を滑ってゆき、上  半  身  の  敏  感  な粒に触  れた。また、びくんっ、と体が反  応  する。



「っあ…だっ、だめだって…こんなとこで…」



ジョングクを強めに押すと、意外とすぐに離れた。と思った瞬間、ジョングクは目を閉じたまま、ゆらりと後ろへ倒れこんだ。



「わわっ…グガ」



壁に倒れこんだまま目を閉じたジョングクに近づいて、顔を寄せた。



「寝てる…」



寝息を確認して僕は安堵したけれど、すぐに不安が襲ってきた。




僕ひとりで…連れて帰れるんだろうか…