「んんっ…ん…」
薄く唇を開くと、すぐにジョングクの熱が忍び込んで来る。貪るように激しく、そして素早く絡め取られる。絡み合う熱も、ジョングクの手が優しく触れている僕の頰も、力強く抱き寄せられている背中も、ジョングクの触れている場所から焦れた熱が全身に広がって僕は眉を寄せた。
「っふ…ん、ぁ…」
久々に間近で感じるジョングクの香りに夢中になる。角度を変えて何度も熱を重ねると、さっきまで一人であんなことをしていたせいか、腹 の奥がきゅん、と震えて、僕は知らず、脚 を 擦り合わせていた。
「っは……ん……な、待って…」
唇をそっと離しながら、軽くジョングクの胸を押す。ジョングクはにやりと笑った。
「ジミニヒョン…とろんとして…すごく…やらしい顔になってる」
「へ…」
「ね…そこも…なんで、そうなってますか?」
ジョングクは、じぃっ、とこれ見よがしに視線を下へ落とした。ジョングクの視線の先、僕のパジャマのズボンに包まれたその場所は、可愛いCHIMMYの絵柄の布地を押し上げるほど反応していて、僕は頰がかっと熱くなった。
「そっ…れは!お前がいきなりキ スするからっ」
「ジミニヒョンは…僕とキスしただけでこんななるんだ…可愛い…」
「あ…」
ジョングクは僕に顔を寄せて耳元でそう囁くと、そのまま、手を僕の反応した場所にそっと這わせた。
「あっっ…バカ…」
少しな でられただけなのに、体が大きく揺れるくらい感じてしまって僕は恥ずかしくなった。
「こういう風に…して欲しかったんですよね?」
手を動かしながらあやすように、優しく耳元で言われると、ますます感じてしまって僕は身をよじった。
そんなふうに…して欲しかった…けど…
「だめだって…明日練習ある…」
かろうじてヒョンとしての威厳を保とうと、そうきれぎれに言葉にすると、ジョングクはにこ、と笑った。
「練習、なくなったんです」
