家紋が徳川家康公に与えた影響

天山遯が天地否に変わる卦を得ました。

2爻にある世爻には官鬼が付き白虎が臨んでいます。月日からの生扶を受けず大変弱い世爻です。
このことは、家康公の立場が常に危険と隣り合わせであり、悩み多き人生だった事を表しているでしょう。

初爻の父母は月破となり幼少時の親との離別を表しています。
また6爻の父母に入墓し、織田家や今川家の人質となり従う事を意味しています。

応爻の兄弟申金は5爻の尊位にあり、敵が権力を持っていることを伺わせます。
しかし、世爻は2爻にあって応爻を剋し抵抗します。

この兄弟申金は3爻にあって独発し妻財に変わります。
他人からの財産は即ち天下国家が転がり込むことを意味し、この兄弟は恐らく豊臣家でしょう。

歴史的にみても最後には徳川家が天下を平定するのですが、
平定するまでの道のりは決して平坦なものではありませんでした。

三つ葉葵の家紋は「終わり良ければ全て良し」の影響を与えたと言えますが、
卦からみると大変厳しい苦難の道程を与えてくれたようです。

この紋所が目に入らぬか!と気楽に使っていた人もいましたけど。

 

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