野球選手や歌手を評価する人がいるけど、個人的にはあまり好きではない。特に批評すること。確かにファンやアンチの人間のマイナスの評価がより良いパフォーマンスに繋がることもあるかもしれない。ただ多くの場合、プロは素人の想像の遥か上のレベルで勝負している。
どんな分野においても、それでお金を稼ぐプロの選手は類まれな才能がある上に血の滲むような努力を重ねている。しかも、より高い点数を稼ぐため、よりオーディエンスを感動させるためといった素人が自己満足でやっているうちは思いつきもしないような点にまで注意して鍛錬している。そんな人たちが作り上げるパフォーマンスを見て、表面上だけの評価をつけて批判するのはどうだろうか。
実際の能力はどうであれ、少なくとも同じレベルでその種目に取り組んだ人間でないとそんな人たちを評価する権利はないんじゃないかと思っている。ただ観るのが好きというだけで野球選手を批評したり、ただ聞くのが好きというだけで歌手を批評したりする人が結構おるけど、プロと同じ目線から見ることができないのであれば批判するのはどうかなと個人的には思う。もちろん目に見える結果や、主観的な評価をするのは見る側の自由だと思うが、それ以上のことをプロ相手にするのは失礼じゃないかと思ってしまう。SNSで分かったような口でプロの人間を批評する人がいっぱいいるが、見てて快いものではないなと思った。