義母の言い方に
ムカついた私は
同居は無理だ
と言ってしまった
一瞬固まった義母
夫とご飯を食べている
ヒナタの元へ行き
帰るからと伝えると
嫌がったのだ
ヒナタの好物の
天麩羅を食べてたからだ
なにも食べてる時に
帰らなくても
今日くらいは居ても
良いんじゃないか?
私の耳元で囁く夫
今日は義父の
快気祝い
親戚の人達も来ているし
確かに途中で帰るのも
大人気ないかも
しれませんが
お前義妹の
偉っそうな態度
近くで聞いていただろ?
なんで自分で取れよ
の一言言ってくれないんだ
メグさん
手伝ってくれて
ありがとう
もう座って食べなさいね
勿論
お腹空いてるから
そうしますよ
私はヒナタの横で
遠慮なく食べた
義妹の私を見る
視線が離れない
義妹が話し出した
「お兄ちゃん達
いつ同居するの?
お父さんの事も心配だし
早く同居してくれないと
私達も安心出来ないわ」
大きな声で話す義妹
親戚
「同居しないで今何処に?
立派に二世帯に建て直して
もらってるのに
ナオト今どうしてるんだ」
義妹
「今別居婚なんだよねー
兄ちゃんが
しっかりしてないから
お嫁さんの言いなりよ」
親戚
「ナオト君
しっかりせんか
お前さんはこの家の
後継なんだろ
家まで新しくしてもらって
同居せんとは
どうしてなんだ」
心配しなくてもいい
近いうちに引っ越してくるから
今はメグさんの
仕事の都合もあってな」
親戚
「ナオト君は
今何処に暮らしてるんだ?
メグさん仕事
まだ続けてるのか?」
今は一次の間
社宅に住んでるんだ
手直ししたいところがあってな
その間だけなんだ
親戚
「アパートもあるのに
それは大変だなぁ
兄さんも体調に慣れるのに
暫く大変だよな
メグさん早く仕事辞めて
兄さん達に仕えてやって
若い者が来てくれるだけで
何かと助かるからね
義姉さんも
メグさんに助けてもらって
少しは楽してよ」
いつの時代の会話だ?
義家族も義妹達も
親戚の人達も
全員がそういう考えなの?
もー絶対にむりむり