大切な友達が、ちょっと元気がないと聞いて、心配しています。


あの日以来、責任感の強い人ほど、純粋な人ほど、正義感の強い人ほど、鬱っぽくなっているようです。


悲しみがどんどん憑依しちゃうんだよね・・・。


私もいろいろ考えることが多く、生きていることがしんどいような、心がずっと固まったままのような、笑顔が少なくなったような日々が、しばらく続いていました。


自分では気づいていなかったけど、久々にひいたエンジェルカードには、「laugh」(笑う)のメッセージでした。おなかの底から笑っていなかったかな・・・。



2カ月ぶりにまた、地方ロケに出ました。


今回は、釡山の有名なフォトグラファーを連れての旅番組。


52歳の無邪気なアーチストは、堪能な日本語で笑いをたくさん振りまいてくれました。


彼が訪れた国は、74カ国にも及ぶそう。


星の数ほどの人たちに会い、また会おうねといって、会えた試しはほとんどない。


だからこそ、人との出会いは本当に大切!!!と、


8日間の旅でたっぷり、彼から人間愛をいただきました。


誰に対してもくったくなく微笑みかける笑顔。


言葉は要りません。


世界各国には、まだまだ戦火にまみれる場所や、貧困にあえぐ場所やむちゃくちゃな支配者が君臨する場所や、生きていくことさえままならない場所がたくさんあります。


それでも、そんな場所にも必ず笑顔はあるといいます。


久々に訪れた東北にも笑顔はありました。


実際、問題は複雑化し、被災の差で、住民間の感情がもつれたり、未来を描けない人々はたくさんいます。


それでも笑顔はあるのです。


すべてを失ったところからも人は、立ち上がることができるのだと、東北を訪れる度に思います。


私は十分生きたから、もう残りの人生は、余生として、少しずつでも東北の人たちの力になれるように、東北の人の復興の邪魔にならないように、静かに生きていきたいと思います。


エネルギーも必要以上に使わないし、節電の暮らしも苦ではないし、シンプルな生活で構わないから、


原発再稼働なんて、アホなことだけは進めないでほしいと思います。



発展なんてしなくていいから、失ったものを少しずつ、時間をかけて取り戻したい。


経済成長なんて、もう要りません。


熊野から少し行った丸山千枚田の美しい風景と、田植えをする89歳のおばあちゃんの笑顔がわすれられません。


本当の幸せに少しずつ近づけたら、あんな笑顔になれるのかしら?


お地蔵さんのようなおばあちゃんに会って、何を目指すべきかはっきりしました。


お金でも、地位でも、名誉でもなく、くったくのない笑顔で人生を終えられること。


ほんの少し、また脱皮できたようです。


今回は、いつにもまして、ハードなロケでしたが、良い思い出がたくさん残りました。



kurodaが行く


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