満開の桜をあちこちで楽しんでいます。
毎年、こんなにもたくさんの桜の木が東京に、いや、日本中にあることに驚きます。
どんな状況にあっても、必ず、毎年咲いてくれるこの桜は、やはり日本人の根幹なのかな~と思ってしまいます。
つつましく、儚く、可憐で爽快。つぼみから花ひらく瞬間から散りぎわまで、一度にいろいろな感情を育んでいてくれるように感じます。
土曜日「桜と死」をテーマにしたお茶会に行ってきました。
友人がパフォーマンスとして参加していました。
それぞれの想いの「桜と死」を表現。
駒場公園内の旧前田邸・和館で開かれたお茶会。
時代を超えて流れる日本人の感性は、無数の花弁と共にある…という気がします。
静寂な中でのお茶は、日本人の精神の深さを表している感じがします。もてなすことの意味、在ることの意味。
駒場公園から参宮橋経由で、代々木公園へ。
人の多さに驚きながら、思いつきのお花見を楽しみました。
翌日は昔住んでいた杉並区で娘の小学校時代の仲間たちとの集い。
近くの神田川の桜がきれいでした。
それぞれの子どもの成長を楽しみながら、お手製の料理を楽しみながら、思い出話にも花が咲きました。
そして家の近所の桜並木。毎年、これを見ているので、ついつい花見をしそびれていました。毎年、感謝したいくらい美しく咲き乱れてくれ、後1週間もすれば、桜の絨毯の上を自転車で突っ走れます。
今週、子どもたちのダブル入学式でした。
娘の高校は、国際交流を柱に英語教育に力を入れている学校です。
都立では珍しい在日外国籍の子が推薦入試も受けられます。
クラスにも日本語があまりうまくないフィリピン人の女子と中国人の女子、もう一人は在日歴の長いどこの国かはまだわからない(笑)男子がいるそうで、毎日が刺激的でとっても楽しいと出かけていきます。
フィリピン出身の彼女には、ちゃっかり、「日本語教えるから、英語教えてね!」と頼んできたそう。
たくましい(笑)。
初日、遅いお昼を食べながら、入学式を振り返り、
「あんなに外国籍の子を入れておいて、日本の国旗しか飾らないの変だよね?」
「なんかあそこで、国家歌うの変じゃない?」
同じ中学から来た友達と娘の会話を聞いて、その感性にちょっと嬉しくなったり。
日本人の感性を大事にしつつ、違う感性も受け入れつつ、大きく成長してほしいと願います。
日本人として情けなくなるような政治家たちの発言に、この国から逃げ出したくなることもあるけれど、
桜の花と共に日本人であることの誇りを胸に、世界の人たちと語り合って、新しい未来を築いてくれることを楽しみにしています。
扉は開かれた!
いざ、行かん!