怒涛の2月が終わりました。
娘が無事、都立高校に合格。何よりの親孝行です。
そして、娘に「本当に嬉しい!! ここまで育ててきてくれて本当にありがとう! ここからはもう大丈夫」 と言われたこと、最高のご褒美をいただきました。
娘がまた一つ、新たな一歩を歩きだした日。
人一倍、小さな身体でランドセルをしょって小学校へはじめて送りだした時も、マンションの1階までついて行ったけど、その後、一人で歩いていく姿に涙が出た。
その時から、何度か、巣立っていく娘を感じる度に涙がこぼれた。
今こうして、また一つ大人になっていく娘に、よくぞ育ってくれたな~と娘の偉大さに感謝する。
だからこそ、1年前の津波で、お子さんを亡くされた方の話しは、未だ受け止めきれない。
どれだけ月日が流れたって、気持ちが癒されることはないと思う。
3月11日は、雪になりそうだ。
静かに降り積もる雪のように私たちも静かに祈りをささげたい。
お祭り騒ぎのような日本のマスコミもイベントで復興を盛り上げようとする行事も、この日は必要ないと思う。
ただ、ただ鎮魂の日にするべし。
私たちにできるせめてものことだもの。
この2月、スペインとタイのTV局を連れて、東北を訪れました。
石巻、気仙沼、いわき、郡山、いろいろな場所で、いろいろな話を聞き、今もまだ渦中の人々の話しに、涙が出そうになったけど、絶対に泣いてはいけないと歯を食いしばりました。
辛すぎて、泣けない人を前に、私などが泣いてはいけないと思うから。
まだ、そんな状態です。
今まで、いろいろな話を聞く機会があり、でもblogに書くことにためらいがあり、でもそういう人たちの話を聞ける機会があることも、きっと何かの役目だから、これからは少しずつ、書いていきたいし、もっともっと知ってもらいたいし、向き合わなきゃいけない問題がまだまだたくさんあることも伝えたい。
すべてはこれからなのだから。
東北の人たちは、本当に温かい。かけてもらう言葉の一つ一つに心がある。
そして、彼らを今も包み込む素晴らしい自然がある。
何年かかっても、取り戻す。みんながそう思っている。
美しい自然が教えてくれることを感じながら、3月11日を迎えたいと思います。