しばらく落ちていて、blogも更新できず、それでもようやく、今週から落ち着きを取り戻し、日常が戻ってきた感じに。
家仕事を次々と済ませ、連絡の途絶えていた友達と電話やメールで連絡とり、近況を聞き、嬉しくなり、畑で巨大化したナスやキュウリや大根を収穫し、夕食を作って、子どもたちとご飯を食べる。
震災以降、普通の暮らしのありがたさを改めて感じる。
今日のニュースで、被災地域の人たちが、がれき撤去などの仕事に雇用されたり、避難所での仕事に臨時職員として働いたりしている様子が流れていて・・・、少しホッとした。
こうやって少しずつでも日常に近づけるよう、復興に一歩ずつ進んでいけるなら、被災地への雇用促進のための予算はどんどん付けてほしいしな・・・。
昨日、観た映画「シンクロニシティ」( 渋谷アップリンクで~7/1まで上映中)。
feltico さんが主人公のつけるアクセサリーを制作。
映画中、何度もモファモファしているリストバンドに目がいっちゃった(笑)。
有り余るほどモノがあふれ、手段を選ばなければ簡単に金を手にすることができる東京で、生きる意味を見つけられないでいる主人公たち(一人は、自称画家ですが・・・)。
見失ってしまった心と浮遊する肉体のちぐはぐさに、自分自身さえつかめない彼らの虚無感がスクリーンいっぱいに漂って、生きているのに死んでいるよう・・・そんな目をした若者たちの姿に、息苦しくなってみたり。
現代の日本の、東京の膿を見ながら、未来に思いをはせる。
上映後、監督が「考えることを放棄した現代に、少しでも考えてほしかった」と真っ直ぐな目で語ってくれた。
生きることはやめられない。
突きつけられた現実も受け入れて、それでも生きていかねばならぬ。
このタイミングで観る、この映画。これぞシンクロニシティなんだな~。
一緒に見に行った詩織さんとも、なんだかスイッチが入っちゃって、渋谷のスタバで2時間以上語り合っちゃった。
こんな時間をくれた映画と監督に感謝!
主人公の一人を演じた、宮本一粋ちゃんはシンガーで、彼女の歌も凄いです!(映画の中には鼻歌しか出てきませんが・・・)。
felticoさんに、元・二千花のボーカルで、「エーデルワイス」という曲を教えてもらい、youtubeで観て、またもやガーン。久々に全身に衝撃が走りました!
人の奥底に隠れる魂に触れたとき、生きていることの意味は分からなくても、生きている実感はひしひしと感じられるのです・・・。
血が流れて、心臓がどくどくして、頭がカーとなって、生きている実感を。
エネルギーが注入された今、明日からは、また、猛烈な私になって、動き出すんだろうな。
これが私の日常だから!