久々の三連休。遠出の予定はないけれど、ちょこちょこと楽しい予定も!
さて、昨日のサッカーの試合は、圧巻だったな~。堂々とした戦いっぷりは、鬱積した気持ちを払いのけてくれるほど。
先日、ノーベル化学賞を受賞した根岸英一氏も「若い人はどんどん海外に出ていってほしい」と会見で言っていたけど、閉塞感の漂う今の時代だからこそ、日本を出て、客観的に日本や日本人を見つめたり、まったく異なる価値観に触れることが大事なのかも。
昨日の試合に出てた選手もワールドカップ以降、海外チームに所属し、一回り大きくなっていた感じ。世界の高いレベルの中で切磋琢磨されることで、生まれた自信なんだろうか・・・。
今朝のテレビ番組で、外国人の「日本のここが好き~」というのを特集していた。
日本を日本人以上に知っていてびっくりする。
笑ったのは、「やよい茶屋」が気に入っているという外国人に、理由を尋ねると、最初は、弥生時代のやよいだと思って入り、昔の日本の料理が楽しめる店のかなと思って入ったそう。弥生時代とか昔の時代に興味があるんだって!
やよい・・・と聞いて、弥生時代にまで思いを馳せられる日本人が何人いるかしら(笑)。
また、外国人に人気のレストランとして、紹介されていた浅草の「水口」。日本人でも知らない人多いんじゃないかな。ここは口コミで外国人たちの間に広がったそう。取材の日、浅草を訪れている外国人に訪ねると、10人に1人は知っていた!
店内に入ると、本当に外国人がたくさん。人気の理由は、とにかくメニューの数が多いこと、野菜だけのメニューもあり、ベジタリアンの人からも人気。
お昼からワインを飲みながら食事ができたり、家庭的な雰囲気を味わえるというのも魅力らしい。
素朴なお母さん・・・という雰囲気のおかみさんもの温かなもてなしも、人気の一つのよう。店内は、本当に昔ながらの定食屋さんで、お世辞にもおしゃれとか、きれいという雰囲気ではないけど・・・。
さらに、観光地では、「妻籠」を紹介。これはアメリカ人の書いた「死ぬまでに一度は訪れたい観光地」(というタイトルだったと思う・・・)の本で紹介されているのだそうだが、「日本人でも見たことがないような日本の風景が残っている」との記事が・・・。
確かにね、かやぶき屋根の続く宿や、山に囲まれた田んぼや畑、拡張されていない道路、日本の昔話に出てくるような風景だものね。
特別な場所というより、日本人が忘れているような日本らしさに惹かれるんだね。改めて、外国人に教えられる日本の良さだ。
さて、今日の午後は、うらりんさんが主宰する「香白韻」の茶会。
お茶も、そもそも奈良平安時代に中国から伝わり、それが日本の茶の湯文化として発展したものだけど、今、中国茶、特に台湾茶の世界は、日本の「茶の湯」スタイルが逆輸入されて、日本の茶道具などを使うのが人気なのだとか。
日本の茶道具の骨董が、どんどん中国人や台湾人に買われているそう。
ぼやぼやしていると、素敵な茶道具は、日本人でさえもなかなか目にすることができなくなる時代も来る?
そうならないうちに、日本人が日本の魅力をちゃんと再認識して、大切に育てていくことも大切かな~と思う。
そのためにも海外に出て、外から日本を見つめなおしてくると、失われつつある「誇り」が取り戻せるのかもしれない・・・なんて、ぼんやり考えた。
さぁ、しとしと秋雨の降る中、うらりんさんの中国茶の世界を楽しんできます。