今日から、一応?夏休みモードなので、部屋の大掃除やら、前々から着になっていた着物の虫干し?



着物を着ることなんて、ほぼ、皆無・・・なのですが、10年前ぐらいにお茶をやっていた時に、実家から、着物を送ってもらいました。



名古屋では、嫁に出す時に嫁入り道具として、着物を持たせます。その数や着物の良さを結構、競いあったり・・・。


名古屋嫁入り物語・・・とかでやっていたかな?(いつの話?)。



そんなんで、結婚とはなかなか縁がなく、東京で仕事をするようになってからも、母は、見果てぬ夢を追いかけながら、着物をせっせと機会あるごとに作っていたのでした・・・。



決して、お金持ちの家ではないので、母のパート? へそくり? 少しずつ貯めて作ってくれていたのでしょう。



母は花形だった銀行での仕事を結婚と同時に辞め、家庭に入りました。それが24歳の時。



私は、その年齢をはるか越えても、一向に結婚する気も様子もなく、結婚、結婚とうるさい周りを振り切って、単身で20代の終わりに東京へ出てきてしまいました。


その時、母は、周りの人に「娘はオウムに入って死にました・・・」と、冗談にもほどがある・・・ことをのたまっていたそうです。


執念に負けて??、デキ婚、その後の苦労・・・を思うにつけ、母には感謝するどころか、あんなに急かすから、私の人生、中途半端になっちゃったじゃない!!と怒りをぶつけたことも・・・。



昨日、久々に母にものすごい剣幕で怒ってしまった夢を見たこともあって、着物の整理しながら、ちょっと、反省・・・。



この着物を買うためにコツコツ貯金していた母の気持ちを思うと、せつないな~。



そうだ、これを売って、母に旅行でもプレゼントしよう!



な~んて、思って、着物好きの友人に聞いたら、「今や着物はリサイクル流行りだから、千円、高くても一万円…かな・・・」と言われ、ただの箪笥の肥やしなんだ・・・と改めて、思いました。


お母さん、貯金して、現金くれた方が良かったんじゃない?



と、不肖の娘はちらっと思ってしまった。



母の想いとはかけ離れた生活と、忙しいだけの日々ですが、夏の1日、こんなことをぼんやり考えながら、着物の手入れするのもいいもんか~と思いなおしたりしたもんです。


母への旅行は、自分で稼いだ金でしろ~っていうのは、言わないでね。


なにぶん、不況なんだから。




kurodaが行く

そこで思いついた!!


まだまだ着物ストックあり。千円で売るのはしのびないので、物々交換ってのはどうだろう?


たとえば、今だと、都立高校に合格する問題集とか、スピードランニングのCDとか、ある人にとっては、必要でも

ある人にとっては、宝の持ち腐れ・・・的なものとの交換。


私にとっても豚に真珠の着物たち。


お互いのニーズにあうものとの交換ってよくない?



新しいリサイクルの形にどうかな~~?



結局、処分したいんやんけ!!