先日、素敵な言葉を聞いたので、ご紹介。



「自分の人生の設計図なんて、思うようにいかないから、その時々をなるように、一生懸命生きてきただけ・・・」



最近、「自分がどう生きていけばいいか、わからない・・・」という悩みをよく聞きます。



それはなぜかな・・・と考えたら、今の時代や社会自体が、どうなるかわからない状況が続いているからです。


誰も予測できません。だから不安になるのも仕方ない。



経済学者の話も評論家の話もなんだか上っ面をすべっているようで、私には響きません。



じゃ、私の場合どうしているか・・・というと、実践している人、今を生きている人・・・その姿から学ぶことが多いです。



ポキッと心が折れてしまう人の中には、自分の理想をこれでもか・・・というぐらい高く設定している人が多いような気がします。



なりたい自分ばかり描いていると、どんどん山は高くなり、その結果、自分とのギャップに息苦しくなっている人を見かけます。自分のことばかり見つめず、



「すごいね~と褒められる人になるより、すごいね~と人を褒めてあげられる人になる」のはいかがでしょう。



孔子の言っていた言葉をちょっともじって言ってみました。


本来はこちら。

「子曰く、人の己れを知らざる事を患(うれ)えず、人を知らざることを患う」


人が自分の価値を知ってくれないことを気にかけるよりも、自分が人の価値を知らないことを気にかけるべきだ。



なんか、この言葉を聞いた時、胸のつかえがすーっと落ちたような気がしました。



もうひとつ、

「子曰く、之を知る者は之を好むものに如かず、之を好む者は之を楽しむ者に如かず」


それを知っているというだけでは、それを好きな人間にかなわない。好きというだけでは、それを心から楽しんでいる人間にはかなわない


これも深い言葉だな~と。心から楽しんでいる姿は、蘊蓄を並べて語りつくした言葉より、もっと深く、広く伝わるような気がします。


夏休みにこの一冊~というわけではないけれど、こんな本もおススめです。


本当の生き方が見えてくる86の言葉「心に響く論語」 中村信幸監修 武田双雲 書


武田双雲氏の力強い書を見ているだけでも楽しめる本です!