まだまだ投資の域である、私のわらじ(職)。


vol3は、イベント~。お祭り好きということなんだろうな~と思う。打ち上げ花火のような仕事が好き。がーっと頑張って、バーンと打ちあがる、その瞬間に燃えつきるような感覚が好きなのかも。


要は、脳内で自発的に、何の力も借りずに、アドレナリンがドバーーっと出てしまうタイプなのだ。



こんな私の原点は、小学校の時。先生がもともと舞台をやってた人で、小学生とは思えない、本格的な練習を繰り返す演劇クラブに所属したのがきっかけ。みんなで一つの舞台を作り上げる感動に、子どもながらに陶酔してしまったことがある。

結局、2年続けて、演劇クラブに所属し、1年目は「ああ、無情」2年目に「青い鳥」をやった。


この体験が私のその後の人生に大きく影響を与えるのだけど、目立ちたがり屋だった私は、迷わず、6年生の時に主役、チルチルに立候補する。


いやらしいぐらい、台本を持ち歩いて、セリフを覚え、舞台発表の1ヶ月前にはすべてのセリフが頭に入っていた。


それに比べて、ミチル。セリフは覚えられないし、おどおどしているし、大丈夫~?と思っていた彼女が、ある時、突然スイッチが入り、本番では、ものすごい演技をしたのだ。本当に涙を誘うというか、彼女が声を発すると、場の空気が変わった。何か特別なものを感じた瞬間だった。


そう、世の中には、持って生まれた天性というものがあることを知った。


それは努力では追いつかない、何か特別なもの。


その時に、潔く負けを認めちゃったのよね~、私。だけど、舞台づくりとか、縁の下の力持ちというか、、みんなをまとめる力などは先生に認められてたり・・・。そこで、そうよ!私には裏方があっいてるのだ!と、自覚してしまったのだ。


昔からポジティブだったのね~。こっちがだめなら、あっちで!と、切り替えも早く、その頃から、お話を作ったり、台本の真似事を書いたりするようになったみたい。


そんな資質が、その後もすくすく育ち、この業界に入ってからも、劇団の制作を手伝ったり、自主イベントを開いたり、ボランティアで映画祭に携わったり、20代は、そんなことばかりしていた。


そして、今、いろいろな経験が培われ、本当の大きなイベントにも関わるようになった。


来週からは、1週間、日中友好映画祭のスタッフとして上海に行きます。


上海の森ビルでのセレモニー、シアターでの上映会、さらには、上海万博関連イベントとして、ジャパンウィークに、上海万博内シアターでも上映することに。


この日はSMAPの初の上海コンサートも行なわれる日。


いつか大きなイベントをやりたいな~と思っていたが、まさかね、こんなに一度にやってくるとは。


この仕事を紹介してくれたのは、テレビの番組を一緒に企画していたプロデューサー。


いろいろあったけど、ここまでこれたことに、とっても感謝している。


人と人とのつながりが仕事を生む。


去年の今頃、悶々と企画を考えていた時から1年。1年で物事は本当に大きく変わる。


渦中の時にはね~、もう夜明けはやってこないんじゃないかと思うこともあったけれど、ちゃんと夜明けは来るんだよね。


といっても、まだまだ課題は山積み。それでも「やるなら、全力でやろうぜ!」というのが彼女と私の共通ポリシー。なんだかんだと頑張って、良い結果が残せる気がしている。


いろんなことが形になっていく間には、ものすごくたくさんの人の力が動いて、目に見えない力が動いて、何かが動くのだ。


そんな瞬間が好きで、打ち上げ花火をあげてきます!