昨日の夏日で、野菜もすっかり大きくなっているだろうと、明日の畑の日を待たずに、畑へ。


一応体験農園なので、農園主のもと、日程が決まっているのだけれど、暑くなってきたら、どんどん草取りに来てください~と言われていたので、ちょこちょこ覗きには来ている。


畑に着くと、園主さんご夫婦が次々と寒冷紗をはずしていた。


いよいよ畑も本番!



kurodaが行く

「今日も来てらっしゃるんですか?」と聞くと、


「明日、天気が崩れるというから、今日のうちにやってしまおうと思って」と笑顔で答えてくれる。


「この寒冷紗、雑に扱ったら、すぐに穴があいてしまうから、丁寧に扱ってくださいね。10年は使いますから」と言われたときには驚いた。



今どき、10年持つものって、いや持たせるものってどのくらいあるだろう?


電化製品だって、もっと早くに交換している。使い捨てが当たり前のご時世。



薄い1枚の紗を大切に扱う気持ちに、毎日の生活を反省してみる。



さらに、このご夫婦、本来の自分の畑仕事もあるのに、夕方など、ちらっと畑に野菜を取りに行くと、空いた場所に畝を作って、あまった種を撒いていたり、水やりをしてくれたり、とにかくよく働く。


「自分たちの畑作業もあってお忙しいですよね?」って聞いたら、「それだけじゃないからね~。うちには年寄りもいるし」って・・・。ねぎらわれる年齢なのに、未だ現役で働き、年老いたご両親の面倒を見ている。


なんだか日本人の良心を見た気持ち。


「元気なうちは、働くし、働いているほうが楽しい・・・」と60を悠に過ぎても、イキイキとしている。


定年を迎え、濡れ落ち葉だの、枯れ葉だの言われてしまう会社人間とは、何かが違う。


生きる力、人間力なのかな~。


地に足のついた生き方をしている人はたくましい。



そんな人たちの姿に憧れて、私も少しずつ農業にはまっているのかもしれないな~。



今日の収穫。



kurodaが行く

さて、この時間まで何をやっていたかといえば、ほうれん草を茹でて小分けにして冷凍したり、カブを三杯酢に漬けたり、カブの葉を炒めたり、なんだかやることもいっぱい。


自分で作った作物は、洗ったり、した処理をしたり、収穫したその日のうちに、保存食にしたり・・・と、昔の人は本当によく働いていたんだな~と思う。手間暇かけて・・・、いろんなものを生み出し、作っていたよね。


その根気と粘り強さが日本を支えてきたんだものね~。


その資質、少しでも受け継げるよう、恩返しができるよう、やっぱり元気なうちはしっかり身体を使って、働こう!