最近、農業に傾倒している・・・(本当は農業だけではないんですけど)と、理解してもらっているためか、


友人から「こんなイベントあるよ!」とメールをもらったり、電話をもらってもすぐに返信ができなくても、「畑行っているのかな~と思っていたから大丈夫」(まさに、当たってました)。なんて言ってもらえて、私のとっぴな行動も少しずつ理解してもらっているのかな~と思います。



とはいえ、なぜ?との思いもあるのでは。


マスコミの仕事をはじめたとき、その時その時、伝えたいことがあったけれど、30代になり、私は出産という機会にも恵まれたため、よりプリミティブにというか、野生的、本能的、土着的なものに確かなものを感じるようになってしまった~というのがあり、それを伝える手段を考えて、いろいろ動いてみたくなり・・・。


NPOでお産のことを伝えたり、環境を考える雑誌をボランティアで手伝ったり、ECOな雑誌を仕事で受けてみたり、しかし、思うように伝えたい人のところに伝わらないジレンマがあり・・・。


そこで、もっと私が現場に行き、ダイレクトな感覚をもっと身につけ、さらには、そこにいる人々と知恵を共有することで何か生まれるんじゃないか~と思い始めたわけです。


作物作りのプロというか、職人というか、クリエーターと信奉しているミセスハーブのお陰で、彼女のハーブや野菜や蒸留水を直接知ってもらうことで、若い人やあまり農業とか健康とかとは無縁の人たちにも関心を持ってもらえるようになったり、そのダイレクトな反応は、メディアに関わっていた時以上の手ごたえを感じたり・・・。この醍醐味を知るとなかなか辞められません。


そんなこんなで、今年の6月から、いろんな形で模索しています。


ソトコトエコビジネス塾も11月で終了。それぞれのビジネスモデルや将来的なビジョンを語り合い、お互いを育てあってきました。自分ひとりでは得られなかった情報もたくさんいただいたし、何より、異業種の人たちが同じ思いを持ち、今までそれぞれが培ってきた経験を出し合い、積み上げていく作業は、なかなか今までに味わえない体験でした。


そして、昨日、ミセスハーブと埼玉大学の教授と有機農業について、話しながら、「有機農業=オーガニックということは、ただ単に産業としての農業を広めていくことではなく、いかに生きていくか、先走ってしまった人間が今後自然とどうやって共生していくか、また、生物としてどう生きる力を発揮していくかなのだ」というテーマへと広がっていきました。


ここでもまたたくさんの出会いをつなげてもらうことになりました。


私利私欲の追求から、知恵の共有へと転換していくこと。それがこれからの私たちの生きる道標になることは間違いありません。


そこで、どういうビジネスを育てていくのか、それが今、私が勉強し、取り組もうとしている「ソーシャルワーク、ソーシャルビジネス」になるのだと思います。


前にも書いたソーシャルデザインという起業家支援をやっている方のHP


新しい社会を創造するための時が来ているような気がしています。


な~んて、偉そうに語っちゃったけど、相変わらず、試行錯誤です。でも、身の回りで起きている明らかな効果を一つ。


子どもたちが私のやっていることにいたく興味を持ってくれています。一つずつ実践していくことが、何かにつながっていることを目の当たりに見せているからでしょうか。前よりも子どもにいろんなことを話します。その中で、「自分で何かを起すことの大切さ」を学んでくれているような気がします。親子の会話の内容が全然違ってきました。親を尊敬する・・・という視点も出てきました(笑)。きちんと自分の考えを伝えてくれるようになりました。


子育てにとってはいいことずくめです。


まだ、散漫としているかのようなソーシャルワークですが、方向性は間違っていない。


何かわからない自信が私の中から沸いてきています。


これぞ、オーガニックパワー?


そして、今まで生業としてきた書くことでも、ちゃんと伝えていけたらと思っています。


そんな思いを込めながら、日々、つれづれなblogをこれからも書いていきます。