昨日は、友人に誘われて、BBQパーティへ。


食べ物か、飲み物、1品持参・・・ということで、

チキンを先日のミセスハーブのトマトで作ったソースで煮込んだやつと、

近所のブーランジュリーで買ったパンを持って出かけたのですが、

よく考えたら、アパレル会社の社長宅でのパーティ・・・ってことだったと気づき、


こんなお友達のお宅に行くような一品でよかったのか・・・、たらり~(汗)。


電車の中でだんだん不安になるも、時すでに遅し。

駅で待ち合わせた友達と緊張しながら、その豪邸へ。


ところが、一歩足を踏み入れるや、ホールのようなリビングのテーブルには、


おにぎりやらサラダやら肉じゃがやら、海苔巻きやらスローフードがいっぱい!



kurodaが行く



そして、テーブルの向こうでは、カレー鍋をかき回している仙人のようなおっさんが・・・。


なんと、この方が社長でした!(失礼しました)


「昨日から仕込んだのよ~」といわれるインドカレーは、めちゃうま!


隣では、社員さんが玉ねぎとじゃがいもを粉でこねたものをひたすら丸めて、伸ばして

フライパンで焼いていたり。これも不思議な味でした。


男性社員は、来客者をもてなすべく、庭で炭と格闘。時に丸焦げになってしまう

ソーセージやホタテやら、庭で採れた野菜やらを一生懸命運んでくれたり・・・。


もうこの姿で、なぜ、この会社が元気なのか、わかってしまった!


人を持てなすことの意味を知っている。


来客者に気を使わせない。


本物のホスピタリティを見た感じ。


さらに、社員がみな楽しそう。


「よくこういうパーティやるんですか?」って、聞いたら、「昨日は、顧客のお子さんを抽選で選んで、

ここでワークショップやバーベキューをしたんです」


バブルな時期は、外で大々的なイベントもしたそうだが、


今は、大きくではなく、この場所を解放して、イベントをやるそうだ。


これぞ、時代にあったやり方。


大きく儲けようと思うから、いろいろなところにひずみが出てくるわけで、


儲けが少なくなったら、その分、サイズダウンして、いけばいい。


先日のソトコト塾に来てくれたコンサルティングの方も言っていた。


「農業in企業が増え、お給料の一部が野菜で配布される。それで家族が幸せになる。そんな感覚に変わっていければいいんです」


マスな企業が、この不景気で、どんどん立ち行かなくなっていくのは、こういった発想が足りないのでは?


フレキシブルに考え方を変えていける。トップたちがふんぞり返って、威張っているのではなく、

社員のために、みんなのために、動ける。そんな企業こそが、これからの時代、残れるんだと思います。


それにしても、社員が社長宅の庭で野菜づくりしたり、それをみんなで食べたり、


上下もなく、車座になって話し込んだり、知らぬ間にその輪に社長がいたり。


すごく素敵な空間でした!


kurodaが行く


スローライフ、万歳!