今まで、blog書くの面倒って思ったことなかったけど、
久々に集中力を要する仕事をしてたら、
まったく更新ができなくなっちゃった。
書きたいことが書けないって、煮詰まる・・・。
さらに、こういうときに限って、4本もDVDをレンタルしている。
見ないうちに返却日迫る。いらいら・・・。
これで返却しちゃ、無意味な無駄使いにしかならないと思い、
急遽、返却日当日、早回しで、2本見ることに。
「落語娘」「陰日向に咲く」。残念ながら手をつけなかったのは「クワイエットルーム」「幸福の・・・」忘れた。
で正味3時間半で2本。
落語関係はトラウマがあり、最近、離れてたけど、やっぱりあの世界って面白い。
落語の噺が好きというより、落語家さんという存在が好き。ひとつのことに執拗にのめりこんで、
それもとことん一人で。狂ってる・・・と思うようなときもあり、そんなところが好き。
一瞬、ネットカフェにでてきた昇太さんの数秒の演技にも、超受けてしまった。もう存在そのものが面白い。
声も動きも変(笑)。いいな~、昇太さん。1週間ぐらいそばに張り付いて、行動をずっと見ていたい。
それにしても津川雅彦ってうまいね~。当たり前か。監督だけじゃなく、やっぱりもっともっと俳優として出てほしい。久々に李麗仙が見れたのもよかった。こういう演技ってやっぱりテレビドラマじゃ、重すぎるけど、いいな~。
そして、「陰日向に咲く」、原作が好きだったため、キャストが最初、どうもなじめず、早送りの早送り・・・。
でも後半、それぞれの人生が終結に向かうところでは号泣。
人の一生なんて、長いと思っているけど、本当はすごく短くて(早回しで見たので、さらに短く感じた)、
辛いことや悲しいことの方が多くて、でもきらりと光る一瞬があって、それが人生のご褒美なのかな~と思ったり。
まだまだ辛い私の人生、でもそんなものなんだ~と妙に納得させてくれる映画でした。
ここ最近、思うこと。
CO2の排出量やゴミ問題や温暖化や食糧問題と、すべてここ40年近くで激変したこと。
たかだか40年。それって、私が生きてきたまんまの時間。
そう思うとちょっと悲しい。
私たちがつなぎ目なんだ。昭和と平成の。どっちもどっぷり知っていて、高度経済の恩恵もどっぷり受けて。
だから、やっぱり40代がなんとかしないと・・・と思う。
先日のフォーラムに出席していた、ソトコトノの編集長、小黒一三さんが、うまいこと言っていた。
「一言で、うまく伝わるような、これからの未来を考えるキーワードは、『懐かしい未来』なんじゃないかって」
さすがです。
「落語娘」にも「陰日向に咲く」にも、どちらにも懐かしい映像が流れていて、
ほんの40~50年前はこの風景があって。この人情があって。
私たちが昭和30年代の名残を知っている最後の世代だと思うから。
この夏はこの「懐かしい未来」を模索してみたいと思います。