7月18日(土)銀座で開かれたファーム・エイド2009。
去年からスタートしたこのイベント、急に知ったこともあり、一人で行ったんだけど、
もっと多くの人に参加してもらいたかった~。すごく中身の濃いイベントだった!
全国各地で農業に関わる人、食に関わる人が実際の現場での話を
聞かせてくれたり、私が参加したバズセッションでは、それぞれの分野で活動する
方を中心にして、参加者がダイレクトに、それぞれの問題についてディスカッションしたり。
世代や業界を超えて、同じ思いを持った人たちと話せたのはすごくうれしかった。
その中で、特に考えさせられた言葉。
「食べることは生きること、命をつなぐこと、それは自分たちだけでなく、子どもたちも、その先の未来にも、
ずっとつながっている」
「みんなが東京出荷を目指して、野菜を作っている。もうそれをどこかで辞めないと」
自給率1%の東京を支えるのは、地方の農家の人たち。大量生産、日持ちする野菜のために、農薬や化学肥料が使われることは、結局、お互いを不幸にしているだけなのだよね・・・。
「ドイツでは、市民農園が盛んで、町のいたるところで行われていて、それが農家たちの刺激になり、相乗効果で、自給生産率があがっている」
「生産者と消費者という線引きで語るのはもうやめよう。私たちも生活者、上からでも下からでもなく、同じ生活者として、本当に大事なことを共有したい」
そして、こういう有機農法や自然農法の場では、やり玉にあがってしまうJA全農の方の
「誰が悪いと押しつけあうんではなく、今ある現実は、みんなが望んできたもの。大量消費、便利なスーパー、いつでもどこでも同じ品質の食べ物が手に入る。そういう便利な世の中を求めてきた。40年前には、東京だって、地元で採れた野菜を食べて、魚を食べて生活していたんだから。それをどう考えるかだ」
「生産者にばかりCSRを求めるのではなく、消費者もCSRの意識を持つべき」
うんうん、本当にそれぞれの立場で、それぞれの人が熱く語ってくれた。
私も図々しくも、「友人の自然農法の野菜で目覚め、区民農園でその楽しさに取りつかれ、周りのママたちにも
野菜を配って喜ばれ、生活が変わりました。家庭菜園をもっと多くの若い人が挑戦したら、生産者のことや農薬のことなどももっと考えるようになるんじゃんないかと。それに理屈抜きで、野菜をつくるのは、楽しい、うれしい、おいしい!」と声を出してきました。
さらに、驚いたのは、集中砲火を浴びる農林水産省の人たち、20人のボランティアが、このイベントを手伝ってくれたそうです。
もうお互いを責めあうのも、悪いもの探しをするのも、終わりにしたい。だって、本当にそんなことをしている時間なんて、ないんだと思う。みんなが、一人一人が、早く気づいて行動すること。
ファームエイド、私にたくさんのパワーをくれました!
そして、一番欲しかったもの。
銀座生まれのハチミツ!
採れたてのハチミツは、本当にきれい!
自然の色ってすごいよね。
これは、キンカンとモチノキから採れたハチミツだとか。
濃厚な甘さにもびっくり。l
この感動をもっと多くの人に体験してもらいたい!
その思いを強くしました。