午前中に書いた自分のblogに大笑い。


なんだか、自己啓発セミナーの参加者みたい(笑)。


ちょっとハイテンションになりすぎたかな?



なので、夜はゆるゆる~。本当に脳内分裂だよ、私。


そんなゆるゆるな私が、一気に読んじゃった奥田英朗の「町長選挙」。

電車の中で読んでいても、声出して笑いそうになった。

隣にいた女の子がすごい不思議そうな顔して、覗き込むから、

本を読んでいるんですよ~と、文庫本をわかるように見せちゃったよ。



トンデモ精神科医の伊良部シリーズ「イン・ザ・プール」「空中ブランコ」に次ぐ第三弾!


今回は頂点を極めたカリスマたちを相手に、相変わらずな変人ぶりを発揮しながら、彼らにいろいろなことを気づかせていく・・・。

その患者たるや、ナベツネをモデルにしたナベマン、ホリエモンをモデルにしたアンポンマン、黒木瞳をモデル?にした白木カオル・・・。彼らのプライドやその地位を守ろうとするがゆえの暴走っぷりと、それを茶化す伊良部先生のやり取りは、もう抱腹絶倒。


本当に、カリスマになるのも、有名人になるのも、大金持ちになるのも、大変なんだよね。

何も持っていなくてもよかったよ~。ひがみじゃなくて、本当にそう思う。l



しかし、白木カオルの部分は、44歳、アンチエイジングを売りにしている女優ということで、血の滲むような努力や異常なまでの美への執着は、笑いながら、心のどこかでちょっぴりヒヤッ!


さらに、白木カオルの付き人と伊良部医院の看護婦が組んでいるパンクバンドの歌詞が、また、ぐさぐさ。


「若づくり、若づくり、四十過ぎても恋語る

乳が垂れても夢語る・・・


 若づくり、若づくり、シワを伸ばして自然体

髪を内巻きメルヘンよ・・・」



そこで笑っているアラフォー男性。あんたたちだって、

腹出てても夢語る・・・、髪は薄いがメルヘンよ・・・って、言われるんだよ!


若い子に向かってないで、アラフォー男女は、お互いを認め合うことも大事かもね!


一歩引いてみると、いろんなことが、滑稽。


こんな本読むと、かなり元気になります!