最近、何かと迷いの多い私だが、今朝の朝日の天声人語に励まされた。
森光子さんの放浪記が上演2千回を達成。
単独主演の記録を更新中。
森光子さんが、この放浪記の林芙美子役をつかんだのが41歳。
当時、活躍していた美空ひばりは17歳、石原裕次郎は15歳年下だったとか。
ってことは、美空ひばりは24歳、石原裕次郎は26歳。
彼女を奮起させたのは、劇作家の一言。
「君は面白いが、やっぱりワキだな」
売れなかった時代、森光子さんは
思ってたそうだ。
「あいつよりうまいはずだが、なぜ売れぬ」
今の彼女の活躍を見れば、想像もつかない。
だって、私たちが森さんを見た時は、すでに大スターだったから。
私もついつい若い世代の活躍に焦ったりしてしまうことがある。
衰えはじめている勢いや体力に、自信を失いかけることがある。
売れぬ売れないは、時代の後押しだったり、風みたいなものがある。
でも、自分の力で蓄えた下積みは、いつか必ず自分を後押ししてくれる時が来る。
腐っている暇があったら、自分自身を切磋琢磨だな~。
私はいつも年長者の人から勇気をわけてもらっている。
いつか自分もいろんな人に勇気を与えられる人になれたら、と思う。