朝、曇っていたので、洗濯物を浴室乾燥にしていたが、
窓の外が明るくなってきたので、外へ、寒っ。
でも雲がきれいだったので、思わず、パシャ。
綿あめがいっぱい。ネットで雲を調べていたら、
雲占いがあって、やってみたら、超私の現状を言い当ててた。暇つぶしの遊びにどうぞ。
最近、ちゃんと活字を読んでないな~と思い、乱読。
1972年「はじまりのおわり」と「おわりのはじまり」 坪内祐三
我l、拗ね者として生涯を閉ず 本田靖春
対話篇 金城一紀
しゃべれども しゃべれども 佐藤多佳子
先日、1980年代のことを、レトロとテレビで言っていたのを
聞いて、「えーっ」と驚いてしまったが、もうそんな時代なんだな~。
80年代のヒット曲も懐メロとか言われちゃうしね。
だったら、1970年代なんて現代史に入っちゃうのかしら?
という感じで、時代考査を兼ねて読み始めたけど、
なんだか、いい意味でも馬鹿な大人がたくさんいたんだな~というのが
実感。そうだったよ、私の子どもの頃なんて、こんな変な大人が
いっぱいいたし、テレビ番組だって「子どもは見ちゃいけません」
なんて、言われたテレビ番組は今よりずっと過激で面白かったよね。
何ページにもわたって、展開される「ポルノ」とか「ストリップ」や
「あさま山荘事件」の詳細は、幼さと過激さを秘めていた時代だということを
改めて感じた。成熟していないというのはこういうことを言うのかな?
さらに、本田さんの著書では、戦前、戦後の半端ない貧乏生活や
差別に胃がキリキリしてくる。
特にお母さんのことを書いているくだりは、卒倒しそうになる。私には絶対無理~。
キャリアウーマンとして今だったら、バリバリ活躍できそうな女性が、旦那と子どものために
さまざまな試練を乗り越え、耐え抜くんだから・・・。
これらは、違った意味で異次元に飛べた本。
でもなかなか読み進めないのよね~、このたぐい。
それとは打って変って、あとの2冊。
どっぷり恋愛小説です。一気読みです。
いたいけというか、ウブ(死語?)というか、
いたたまれないというか、胸の奥が疼くというか、恋愛はいつでも
一瞬にして、少年少女に立ち返らせてくれるよね。
それにしても、佐藤多佳子さんの小説のテーマの幅広さには驚かされる。
本当に落語家の生活を見ていたの?というぐらいにリアルだし、
「神様がくれた指」では、ドキドキするほどスリの生活を見事に描いていたり。
どれを読んでも、その世界へポーンといざなってくれちゃう。さすがです~。
金城一紀さんの文章も好き。流れるような語り口で、小説の中の主人公たちが
心の中にどんどん入り込んできてしまう。
いい文章を読むと、明日への気力につながるな~。
さて、こちらはといえば、
娘、小六の本棚スペース。
東野圭吾、石田衣良、加納明子・・・などが並びます。
東野圭吾は、ドラマガリレオ人気から、クラスでも男女ともに
人気があるとか・・・。こんなの難しくない?と思っていると、
案外的を得たことを言ってきたり。
先日も友人が、中学生の娘さんがはまっているライトノベルを読んで、
中身の深さに感動していた。今をときめく、桜庭一樹も書いていたんだよね~。
今の子どもたちの思考回路は、かなり大人、というか
大人以上に理論的です。
でも、実際の人生には、小説では描ききれない、
割り切れない、こんなはずじゃなかった~の連続というのが現実で。
それをこれから学んでいくのが、人生。
どんだけ自分の価値観をひっくり返されるか、裏切られるか、
でもそうやって、たくましくなっていくのです。
未だ、私なんて、「こんなはずじゃなかった~」の
七転八倒人生。
未来は、まだまだ未定です。
あ、仕事しなきゃ。