朝、曇っていたので、洗濯物を浴室乾燥にしていたが、

窓の外が明るくなってきたので、外へ、寒っ。


でも雲がきれいだったので、思わず、パシャ。


kurodaが行く

綿あめがいっぱい。ネットで雲を調べていたら、

雲占いがあって、やってみたら、超私の現状を言い当ててた。暇つぶしの遊びにどうぞ。

http://u-maker.com/47845.html




kurodaが行く

最近、ちゃんと活字を読んでないな~と思い、乱読。


1972年「はじまりのおわり」と「おわりのはじまり」 坪内祐三

我l、拗ね者として生涯を閉ず 本田靖春

対話篇  金城一紀

しゃべれども しゃべれども 佐藤多佳子


先日、1980年代のことを、レトロとテレビで言っていたのを

聞いて、「えーっ」と驚いてしまったが、もうそんな時代なんだな~。

80年代のヒット曲も懐メロとか言われちゃうしね。

だったら、1970年代なんて現代史に入っちゃうのかしら?

という感じで、時代考査を兼ねて読み始めたけど、

なんだか、いい意味でも馬鹿な大人がたくさんいたんだな~というのが

実感。そうだったよ、私の子どもの頃なんて、こんな変な大人が

いっぱいいたし、テレビ番組だって「子どもは見ちゃいけません」

なんて、言われたテレビ番組は今よりずっと過激で面白かったよね。

何ページにもわたって、展開される「ポルノ」とか「ストリップ」や

「あさま山荘事件」の詳細は、幼さと過激さを秘めていた時代だということを

改めて感じた。成熟していないというのはこういうことを言うのかな?


さらに、本田さんの著書では、戦前、戦後の半端ない貧乏生活や

差別に胃がキリキリしてくる。

特にお母さんのことを書いているくだりは、卒倒しそうになる。私には絶対無理~。

キャリアウーマンとして今だったら、バリバリ活躍できそうな女性が、旦那と子どものために

さまざまな試練を乗り越え、耐え抜くんだから・・・。


これらは、違った意味で異次元に飛べた本。

でもなかなか読み進めないのよね~、このたぐい。


それとは打って変って、あとの2冊。

どっぷり恋愛小説です。一気読みです。


いたいけというか、ウブ(死語?)というか、

いたたまれないというか、胸の奥が疼くというか、恋愛はいつでも

一瞬にして、少年少女に立ち返らせてくれるよね。

それにしても、佐藤多佳子さんの小説のテーマの幅広さには驚かされる。

本当に落語家の生活を見ていたの?というぐらいにリアルだし、

「神様がくれた指」では、ドキドキするほどスリの生活を見事に描いていたり。

どれを読んでも、その世界へポーンといざなってくれちゃう。さすがです~。


金城一紀さんの文章も好き。流れるような語り口で、小説の中の主人公たちが

心の中にどんどん入り込んできてしまう。

いい文章を読むと、明日への気力につながるな~。


さて、こちらはといえば、


kurodaが行く

娘、小六の本棚スペース。

東野圭吾、石田衣良、加納明子・・・などが並びます。

東野圭吾は、ドラマガリレオ人気から、クラスでも男女ともに

人気があるとか・・・。こんなの難しくない?と思っていると、

案外的を得たことを言ってきたり。


先日も友人が、中学生の娘さんがはまっているライトノベルを読んで、

中身の深さに感動していた。今をときめく、桜庭一樹も書いていたんだよね~。


今の子どもたちの思考回路は、かなり大人、というか

大人以上に理論的です。


でも、実際の人生には、小説では描ききれない、

割り切れない、こんなはずじゃなかった~の連続というのが現実で。

それをこれから学んでいくのが、人生。

どんだけ自分の価値観をひっくり返されるか、裏切られるか、

でもそうやって、たくましくなっていくのです。


未だ、私なんて、「こんなはずじゃなかった~」の

七転八倒人生。


未来は、まだまだ未定です。


あ、仕事しなきゃ。