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Supermassive Black Hooooole!!

物理・天文・音楽(MUSE)・野球好きな東北大生のブログ。
あと、たまに毒を吐きますよ。

別に、じらしてるわけではございやせん。



さて、前回 の続き。


そうそう、英語の授業ってのは、

大学構内にある「CET(Centre for English Teaching)」っつー、

建物の中でやってました。

CETってのは、その名の通り「英語を教える場所」。

つまり、留学生が英語を学ぶところなんです。

(事実、その建物内には中国人とか西アジア系の人とかいっぱいいたし。)


よって、基本的に英語の授業には現地の学生は参加しまへん。

(でも、他のクラスはどうなのか知らないけど…。)

そういうことっす、ネボスケくん。



「ほんじゃあ、現地の学生と一緒に授業をすることはないんかい」

と思いがちですが、そうじゃありません。

数学と物理の授業がそれです。

ということで、今回は数学と物理の授業について語っていきたいと思います。



まず、シドニー大学の授業のシステムについて。


どうもシドニー大学では、60分授業が基本らしい。

そして、週に2、3回同じ授業があるそうです。

(ぶっちゃけ、その方が良いような気がする。

というのも、90分授業は集中力が持たん。(まぁ、持つ時もあるがな…。)

あと、90分授業だと、おいてけぼりにされるような気がする。)


因みに、オーストラリアって、3月の上旬から新学期が始まるらしい。

だから、オイラ達が数学・物理の授業に出始めたときは中途半端なとこから始まった。


ということで、時間割としては、


月曜:数学

火曜:数学

水曜:物理

木曜:数学

金曜:物理


って感じです。


さて、肝心の中身についてですが、

それぞれタイトルは


数学:「Differential Equations and Biomathematics」

物理:「Electromagnetism」

(原題まま)


となってます。


数学は、「Biomathematics」と言ってますが、

オイラ達が参加した期間では、Biomathematicsはちょこっとしか扱わず、

むしろ、微分方程式を解くための基礎理論がメインでした。

基礎理論てのは、

Uniform Convergenceとか、Cauchy Sequence,Banach Space,Lipschitz Function

を基礎として、それをもとに色んな定理とその証明を習いました。

Tutorialでは、その基礎理論を使った演習問題をやりました。


数学の先生は、オーストリア(だっけ?)から来た先生で、

その人の英語がちと聴きづらかった…。

オーストリアのナマリというかクセというか、それが強くて聴きとりにくかった。。。

(英語の先生も、聴きとりづらいと言ってた。)


でも、フリートークになると、何言ってるか分かるんだよな。

数学の授業になると聴きとれない。これはどういうことなんだ?


あと、その数学の先生はすんげえinformal。

授業の時は、Tシャツ・ジーパン・サンダルが基本。

日本じゃ考えられん。

そのため(?)、数学の先生は気さくで面白い先生でしたよ。




一方、物理はElectrostaticsがメイン。

静電場ではrotE=0ですよーとか、Electric Potential,

Poisson's Equation、Laplace's Equation、静電場における仕事とエネルギー

ってのをやりました。

ここらへんはまぁ、楽な方だわさぁ。



あ、そうだ。

あっちではrotationじゃなくて、curlって言うみたい(当然意味は同じ)。

あとこの授業では、ベクトルを表す時は太字とか上に矢印つけるとかじゃなくて、

下に波線をつけてた。単位ベクトルはさらにハット(^)をつけてた。


さらに、物理関係の話で行くと、素粒子でよー出てくる「quark」。

日本では「クォーク」って言ってるけど、英語の発音だと「クヮーク」って言うんだって。

だから、将来外国でPresenする人は気をつけましょう。。。

あと「scalar」も、「スカラー」じゃなくて、スカイラー」って言うんだって!!


…と言ったところで辞書で調べたところ、正しくは「スケイラー」だった。。。

なるほど、オーストラリアでは「エイ」の発音が「アイ」になるんだったね。

いずれにせよ、これも日本語と違うんで注意しましょう。



閑話休題。

物理のTutorialでは、実際に上で挙げた方程式や公式を使って

問題を解きました。





数学・物理に関してはこんなもんでしょうか。

何かご質問があったらwelcome。答えられる範囲で答えたいと思います。


さて、次回からは「シドニー観光編」です。

有名どころはおさえたんで、乞うご期待。



それではまた。