淀短距離S回顧
1回京都5日目11R 淀短距離S 馬場:不良
33.9-36.0(12.2-10.7-11.0-11.6-11.8-12.6)
不良馬場の為、末脚が伸びず行った行ったの競馬。今後への参考にはしにくいように思う。
1着 ギャラントアロー
59kgを背負っての勝利は立派なものの展開に恵まれてのもので復活といえるかは微妙。
2着 ディープサマー
時計勝負にならなければしぶとい所を見せたもののギャラントアローを交わせなかったのは不満。。今後高速馬場で人気するようだとおいしいお客さんとなりそう。
3着 アイルラヴァゲイン
ラスト1F逃げたギャラントアローよりかかっているのが大いに不満。相手関係からここは勝ってほしかったが、走る姿から覇気が感じられなかった。春から成長していない可能性もある。次走は様子見が妥当か。
5着 マルカキセキ
パワーがあるタイプではないのでこの馬場ではこの結果も仕方ない。苦手条件を克服できるほど飛びぬけた存在ではないということ。良馬場なら確実に巻き返してくるだろう。
淀短距離Sレース後コメント
「状態もよかったですし、馬場も味方しました。スタートして他の馬が来るとすぐにハミを取ってくれました。この馬にとってはいい雨になりました」
崎山博樹調教師
「2年前のこのレース以来の勝利、嬉しいです。この後はシルクロードステークスから高松宮記念を目指します」
(ラジオNIKKEI)
淀短距離S
このレース今後の短距離戦線を占う意味で非常に重要なレースです。
中距離戦線において現4歳牡馬は最弱世代などと呼ばれ、苦戦を強いられていますが、短距離戦線なら話は別。4歳馬が強いかはともかく古馬のレベルがとにかく低い。実際暮れに行われたCBC賞ではシンボリグランがマルカキセキ、シーイズトウショウなどを抑えて勝っています。
その4歳馬の中で大将格だと思っているのがアイルラヴァゲイン。3歳時クリスマスローズSを2着馬に0.4差つけて快勝。続くクリスタルCでは何度も前を遮られ、スムーズな競馬ができなかったために3着に敗れてしまいましたが、最後の伸び足は一頭違う次元で競馬をしているかのように思わせるものでした。そして阪神に遠征してのマーガレットSではその実力を見せ付けるかのような圧勝。その後1600mを使われたために結果を出せていませんが、1200mに戻る今回は期待できるのではないでしょうか。休み明けを苦にするタイプとは思えませんし、鞍上は武豊。本質的に京都は向かないと思うのですが、重馬場になってパワーを求められそうなのもプラスに働くと思います。後はオッズとの兼ね合いのみ。
人気の面で対抗と思われているのがマルカキセキ。現在押し出されるような形で短距離戦線を引っ張っていっているものの、一流と呼ぶほどの強さを感じることはできず飛びぬけた存在ではないと思います。CBC賞では後手を踏んでしまい、内で揉まれてしまったという明確な敗因がありますので、本来なら巻き返してきてもおかしくないのですが、元々小倉で好走しているように軽い馬場が得意なこの馬にとってこの重馬場は大きくマイナス。掲示板なら能力で持ってこれるかもしれませんが、勝ちきるのは難しいのではないでしょうか。
他で気になるのはディープサマー、ウインクリューガーですが人気しているので馬券的妙味を感じません。今回はアイルラヴァゲインが今後スプリント界を引っ張っていける器かどうか見極めたいと思います。
◎アイルラヴァゲイン
◎の単勝 3000円
京都1200m
スタートしてすぐに約2.8mの坂を登る。またすぐにコーナーを迎える為にペースはそれ程激しくはならない。3コーナーから坂を下りながらスピードに乗って直線に入る。直線は328mと短く坂もないことから、前は止まりにくく、追い込みは決まりにくい。
瞬発力は必要とされず、底力もほとんど問われない。スピードの持続性に優れた軽いタイプが好走する。内枠が若干有利なため、逃げ馬、先行馬が入ったら注意が必要。
マルカキセキ(淀短距離S前)
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昨年54勝でリーディング首位に輝いた瀬戸口厩舎が1月攻勢をかける。京都土曜メーンの淀短距離Sにはマルカキセキ。前走CBC賞は最内枠のために馬群にモマれて5着に敗れたが、瀬戸口助手は「外枠でも引いてスムーズに運べば当然巻き返せる」と反撃を狙う。 |
若水賞のレース後コメント
「地力は元々ある馬なのですが、どうも思うような結果が出ていなかったんですね。そこで戦法を変えてきたのがようやく落ち着いてきたということですね」
3着 アルフェッカ(鈴来騎手)
「いい位置で競馬が出来ていたんですが、外に出そうとしたときに掛かってしまいリズムが乱れてしまいました。最後はよく来ているだけに残念です」
6着 シーキングマイラブ(江田照騎手)
「初めて乗ったのでよくわかりませんが、スムースに競馬しているし、ちょっと敗因と言われても…」
8着 カラメルアート(柴山騎手)
「3コーナーで内外から挟まれてしまいました。流れに乗りかけたところでしたから痛かったですね。それから外へ回したので競馬になりませんでした」