信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

シンイの二次小説を書かせて頂いております。
読み終わった後に、心がほんわかあったかくなるような、物語を綴っていきたいです。



皆様、アンニョンラブラブはるです。信義ーシンイーのチェ・ヨンとウンスに惹かれ、二次小説を書いております音譜

iPhone片手に、私の中の2人を妄想する毎日…
読み終わった後に、心がほんわか、せつなくなるような…2人の日々を綴っていきたいですドキドキ

最近では、ホッと笑って頂けるような二人の日々も書き綴っていますラブラブ



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「あー…う、うん!あっあっはぁ~良し!行くぞ!」

 
アンジェは、先程から馬上で何度も緊張を解そうと声を出し、乱れた髪を手櫛で撫でつけていた。
 
メヒとの約束の時間には、まだ2刻も時がある。
 
どうにも落ち着かず、気持ちが浮き足立ち早めに家を出たアンジェは、急いた気持ちで手綱を握り、馬が参ってしまうほど早駆けさせた…その結果、思ったよりずっと早くメヒの家に着いてしまったのだ。
 
「すまなかったな!ここで休んでいろ!」
 
アンジェは言うなり、馬から飛び降りた。そして、馬の背に吊るしてあった、メヒへの贈り物をはにかんだ顔で手に取った。
 
さすがに早すぎちまったかなと、小声で呟きながら門に手を掛けようとしたその時…
 
「ごめん下さ…うお~!?メ、メヒちゃん!」
 
中からメヒが音もさせず門を開いたため、アンジェはそのまま中へ吸い込まれそうになった。メヒが1歩下がらなければ、二人はぶつかるところであった。
 
メヒはいつもと変わらぬ服装で、アンジェが来るのを門の所でずっと待っていた。アンジェを見つめ返すその眸は、少し淋しげに曇っているようにみえた。
 
「メヒちゃん、今日はよろしくな!はいこれ!今、町で一番評判の服らしい!ちゃんと色んな奴に話を聞いてから、買ったんだぜ。メヒちゃん可愛いから、絶対似合うと思うよ!」
 
メヒは、自慢げに差し出されたアンジェの両手の中にある包に、どうしても手を出す事が出来なかった。
 
「アンジェさん…あの…私…やっぱりこれで…」
 
「メヒちゃん!頼むからさ、貰ってくれよ!俺、女姉妹もいないしさ、貰ってくれないと困っちまうんだ。そんな高いもんじゃねぇし、今日付き合って貰う礼だと思って受け取ってよ!ほら」
 
アンジェはメヒの手を取り、その豆だらけの小さな手に、包を押し付けるように手渡した。
 
「俺、ここで待ってるからさ!着替えてきなよ!」
 
「…えぇ。ありがとう、アンジェさん…」
 
メヒは、精一杯自然に見えるよう笑顔を作った。そんな作り笑いのできる自分に…嫌悪感が走る。アンジェさんは、良く気が付く、本当に優しくていい人…それなのに私は、何やってるのよ…
 
塞ぎ込んだ気持ちのまま部屋に戻り、ゆっくりと包を開いた。中には金色に輝くチョゴリに、深紅のチマが入っていた。
 
「…綺麗…こんなの、私には似合わないわ。だって私は…」
 
戦うために鍛え上げられた、傷だらけの両手を見つめながら、思わず独りごちたメヒだったが、自分のために真剣に悩み、選んでくれたであろうアンジェの気持ちを、蔑ろにできるほど強くもなかった。
 
服を着替え、簡単に髪を結い上げる。曇った鏡に冴えない自分を映し、メヒは沈んだ心を隠すように、唇に紅を差した…
 
どうしよう。一緒に馬に乗るつもりなのかな?この格好だもの、まさか跨いで乗るわけにはいかないし。でも、やっぱりそんな事…うん、決めたわ。
 
メヒはいつもの袋を持ち、厩へと歩いて行った。
 
 
 
 
 
✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎
 
 
 
 
「あの…アンジェさん、お待たせしました」
 
門の外でそわそわしながら待っていたアンジェが、声の方を振り返ると…
 
「うわっ?思った通りすげぇ似合う。本当に可愛いよ!あれっ?メヒちゃん、その馬で行くの?俺は、こいつで一緒に行くつもりだったんだぜ。うちにいる馬で、一番体力があって速い奴連れてきたんだけど…やっぱり二人で乗るのは嫌か?」
 
言いながら肩を落とすアンジェに、メヒは馬上から大きく首を振った。
 
「違うの!アンジェさんが…嫌とかじゃなくって…初めてだから恥ずかしいし、それに私…そんな手合いの人間じゃないし…」
 
「…いいよ、無理しなくたってさ。あっ!でもダメだ!今日は一緒に行動しろって、親父に言われてたんだ。ごめんな、嫌だろうけど、こいつに乗り換えてくれるか?」
 
「どういうこと…ですか?」
 
アンジェの物言いが気になったメヒは、素直に従い、伸ばされたアンジェの手を取って、鐙から足を下ろした。
 
「じゃあ、良いかい?そこに足を掛けて…こいつに座ってくれるか?…ちょっと待って、俺も後ろに乗るからさ」
 
アンジェはメヒを支えて馬に乗せてやると、自分も颯爽と馬の背に飛び乗った。落ち着かないメヒを腕の中に囲い、両手で手綱を絞った。
 
「あっそうだ…これ」
 
と、懐から出した簪で、メヒの後ろ髪に色を飾った。
 
「えっ…アンジェさん、これも私に?本当にありがとう」
 
簪に触れながら後ろを振り向くと、頬を掠めそうな程近くにアンジェの眸があり、メヒは慌てて俯いた。
 
「うっ、うん、凄く似合うよ!さっ、行こうか。今日はあっちの道から行くしかないんだよ。ちょっと遠回りだけど仕方ねぇな」
 
「どうして?そっちからじゃ倍はかかるわ?」
 
ハッとアンジェが声を掛けると、二人を乗せた馬は軽快に走り出した。
 
「親父に言われたんだ、祭りの日はあの通り沿いは、危険だから絶対に近寄るなと」
 
その道は、ヨナの家へと続く道…メヒは嫌な予感がして、アンジェを問い(ただ)した。
 
「あの…アンジェさん、何が危険なの?知っているなら教えて?」
 
アンジェは、少し躊躇いがちに口を開いた。
 
「…俺もこの間親父に理由聞いたんだけど、何も教えてくれなくてさ。でも俺、一昨日こっそり立ち聞きしちまったんだよ、親父達の話を。今日、親父達武臣が一斉に文臣達の家を襲うらしいんだ。この国の為、金の亡者でしかねぇ文臣達をこれ以上野放しには出来ねぇって…聞いた時はさすがの俺も、震えちまったよ。祭りの日の今日を決行日にしたのも、狙いらしいぜ。文臣が、上役の家へ金を持って集まるらしいんだ。その宴会にきた奴らも、一網打尽にするためにな」
 
メヒは、自分でも気付かぬうちに、アンジェの腕をギュッと掴んでいた。喉の奥から絞り出した言葉は、微かに震えている。
 
「文臣…それってまさか…ヨナのお父様の家も…?」
 
「いや、ヨンの家は親父達が守りに行くと言ってたぜ。ヨンの父上だけなんだそうだ…赤月隊や親父達の武具や禄のために、自分の財を投げ打ってまで力になってくれているのは。だけど、武臣の中にも不穏分子がいるらしくてな。金だけが目当ての汚い奴らさ。そんな奴らがヨンの家を襲うかもしれねぇから、あぶり出してとっ捕まえてやるって!一石二鳥だって言っ…あっ!おいメヒちゃん、馬鹿野郎!何て事してんだっ!危ねぇじゃねぇか!大丈夫か?」
 
メヒはアンジェの腕を振り切り、かなりの速度で走る馬から飛び降りた!大声で叫ぶアンジェの声など、既にその耳には届いてはいなかった。
 
受身は取ったものの…右の手首を強く打ち付けてしまい、見る間に青く腫れてくる。転がりながら出来た擦り傷からは、血を滲ませていた。
 
身体の痛みも、埃塗れの自分の姿さえもどうでもいい…メヒは、形振り構わずチマの長い裾を抱え、もと来た道へと走り出して行った!
 
やだ…ヨナ!無事でいて…ヨナにまで何かあったら私…すぐ助けに行くから待ってて!ヨナ…
 
…後には、呆気に取られたアンジェと、主をなくした簪がひとつ、ぽつりと転がり落ちていた…
 
 
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
 
 
皆様こんばんは
台風は大丈夫でしたか?
今NEWS ZERO観てるんですが…
言葉が出ないです。
このところの自然災害は
想定外のものばかり…
台風はこの後も北東へ
進むようです。
今後の進路にあたる皆様
ご注意くださいませ┏○))
 
 
今夜は、久しぶりにチマりましたてれ
お誕生日のお友達へ贈ります~ペコ。
…でも、誕生日っぽくなくてごめん
 
 

 
お誕生日おめでとうございます
幸せいっぱいの毎日になりますようにお願い
 
 


 
 
 
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星空を足しました流れ星


 
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
 
 
戦メインではないので
今回、先にネタバレです(笑)
 
シンイ本の2巻のこの部分…
見えるかな?
良師(やんさ)とキ・チョルが話しチョルポーン場面(笑)
 
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ず~~~っと前から気になってまして
チェ・ヨンのお父さんの時代にも、武臣の乱あったの!?と。
でも…探したけれど見つからないのヨン…
 
じゃあ…今かな?今じゃね?ってな事でぶっこみました滝汗
はるの二次の世界なので、その辺の時代背景はゆる~~くお読みいただければと思いますペコッ
 
この後、うちの娘VS名前を言ってはいけないあの物ちゅー…の話書こうかと思いましたが…長くなっちゃったんで今日はこの辺で┏○))
 
明日も暑いかなぁ…
水分補給忘れずに!
あっ!ちゃんとアルコール
飲んでないですぜ( ー`дー´)キリッ
 
では明日もフィティンWハート
 
はる
 
 
 
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