親業受講中のHarukaです。
「HSPあるある」の続きです。
※HSP=5人に1人いる『ひといちばい敏感なタイプ』
HSPの人すべてには当てはまらないと思いますが、
(それぞれ何に敏感さを発揮するかが違うため)
「この傾向はHSPから来てるのか~」
など、自分や家族の理解に役立てばと思います。
③自己肯定感低め
子どもの頃のしつけの影響を受けすぎることから、
自分は価値の低いダメな人間だと思う傾向にあります。
そうとう子どもへの言葉遣いに気を使う親ならともかく、
普通親は
「早く~しなさい」
「そんなことあなたにできるわけないでしょ。」
「心配だからダメ。」
などのセリフを使いますよね。
子どもは命令されるだけで
「私には判断力がないんだ」と無意識に思い込み、
その自己評価が刷り込まれます。
「心配だから~」と言われれば
「私は信頼するに値しない人間だ」と刷り込まれます。
これは子ども一般に言えることですが、
HSPはその刷り込みが特に強いと言えます。
その結果、自己肯定感が低く、
それを埋めようとがんばりすぎてしまう人もいます。
そして、すぐ疲れてしまうことに対しさらに劣等感を募らせ、頑張り続けるという悪循環へ・・・
こういうHSP、とても多いと思います。
HSPの子どもへの言葉遣いは本当に大事で、
その時に強い反発を表さなかったとしても、
親の一言がトラウマになっていることは多々あります。
(私が『親業』にはまったのはこのあたりが理由です。
子どもへの言葉がどれだけ大切か、再確認できます)
④とにかく冒険しない
HSPはビビりなので、
とにかく冒険を避けます。
たとえば、賞味期限が切れた食べ物はもう何があるかわからなくて、たとえ見た目・匂いが大丈夫でも怖くて食べられません。
新規の物は苦手なので、口コミチェックは必須です。
買い物にしても旅行にしても住む場所にしても、必ず口コミで事前に情報収集します。
気ままにふらっとおでかけ~ということはあまりしません。
石橋をたたいて、たたいて、たたいて、たたいて、やっとわたるHSPです。
一方で、HSS(行動力の旺盛な敏感タイプ)という層も存在し、
行動力が発揮される時は、
周りの人がびっくりするような決断・行動をすることがあります。
HSSの場合は、思い付きで行動するというよりは「びびっと来たから」など、
直観に従うことが多いようです。
⑤休みの日に予定があると憂鬱
気分屋のHSP、
「予定がある」ということそのものがプレッシャーになります。
例えば平日働いていて、
土日どちらも予定が入っていようものなら、
それが楽しい予定だとしてももうそれは休日ではありません。
予定をしっかり遂行できるかどうか、その時それをやる気になるかどうかも心配の種に。
オンの時はかなり集中してしまうので、
オフの時はとにかく気の向くままにのびのびしたいのです。
場面の切り替えが苦手なので、できればオンオフないのが理想なのですが。
いくらでも出てくるHSPあるあるですが、
根底にあるのは自分と外界の「フィルターの粗さ」です。
フィルターが粗いために外界からの刺激を過剰に受け、それが疲れやすさにつながっています。
刺激を極力少なくすることが、HSPの平穏な生活にはマストです。
嫌いな音、苦手だなと思う人、
目に入ると気分が下がる物……
気付いたら少しでも環境改善をおすすめします。
参考文献
『ひといちばい敏感な子』エレイン・N・アーロン著 明橋大二訳