リーマン予想についてのNHKの番組を見た。
リーマンと言う数学者が打ち立てた
素数についての問題提起と
それに挑戦してきた
数々の数学者達の
奮闘の歴史。
ある者は逃げ出し
ある者は精神を病んだという
この手のミステリーにはよくある話だけど
番組の冒頭と結末に登場する
ルイ・ド・ブランジュという数学者が
格好良すぎた。
リーマン予想が一種のタブーとなっていた中、
60年以上一人で挑み続け、
3度に渡ってリーマン予想が解けたと発表するも
根本的な間違いを犯していたことが
その度に判明し、
狼少年と呼ばれながらも、果敢に挑み続けている
フランスの老数学者。
彼は、素数とミクロの世界に繋がりがあると発表するが
後にそれがアメリカの物理学者と数学者によって確認されると
リーマン予想は再び、数学界の表舞台に出る。
素数の法則は宇宙に繋がっていること
そしてそれは美しい形で並べられる筈だという
リーマン予想に
学問の枠を越えた国際会議が開かれる。
しかしド・ブランジュはそれらには参加せず
ひたすらパリ郊外の自宅の書斎で
あるいは列車の座席で
紙と鉛筆で挑み続ける。
彼がカッコいいのは、
逃げ出した人は間違っている、といったこと。
彼の解いている問題は
人類の謎を解き明かす筈のもの。
それは人生と同じで
数えきれない失敗や挫折があるもの。
でもそういった道程無しには
目的に辿りつくことはないのだということ。
それを彼は説いた。
8月、彼は問題を解いたと言って
論文を出しに、家を出た。
風通しの良さそうな帽子をかぶり
サングラスをかけて、
軽い口笛を吹きながら
真っ白な陽光の中歩いてゆく。
彼はもう80歳近く。
そんな彼の姿をみて
私もあんなおばあさんになりたいと思った。
世界中には、学問の世界で生きている人間がいる。
皆、それぞれの真実を探している。
学者になりたいと思った。
リーマンと言う数学者が打ち立てた
素数についての問題提起と
それに挑戦してきた
数々の数学者達の
奮闘の歴史。
ある者は逃げ出し
ある者は精神を病んだという
この手のミステリーにはよくある話だけど
番組の冒頭と結末に登場する
ルイ・ド・ブランジュという数学者が
格好良すぎた。
リーマン予想が一種のタブーとなっていた中、
60年以上一人で挑み続け、
3度に渡ってリーマン予想が解けたと発表するも
根本的な間違いを犯していたことが
その度に判明し、
狼少年と呼ばれながらも、果敢に挑み続けている
フランスの老数学者。
彼は、素数とミクロの世界に繋がりがあると発表するが
後にそれがアメリカの物理学者と数学者によって確認されると
リーマン予想は再び、数学界の表舞台に出る。
素数の法則は宇宙に繋がっていること
そしてそれは美しい形で並べられる筈だという
リーマン予想に
学問の枠を越えた国際会議が開かれる。
しかしド・ブランジュはそれらには参加せず
ひたすらパリ郊外の自宅の書斎で
あるいは列車の座席で
紙と鉛筆で挑み続ける。
彼がカッコいいのは、
逃げ出した人は間違っている、といったこと。
彼の解いている問題は
人類の謎を解き明かす筈のもの。
それは人生と同じで
数えきれない失敗や挫折があるもの。
でもそういった道程無しには
目的に辿りつくことはないのだということ。
それを彼は説いた。
8月、彼は問題を解いたと言って
論文を出しに、家を出た。
風通しの良さそうな帽子をかぶり
サングラスをかけて、
軽い口笛を吹きながら
真っ白な陽光の中歩いてゆく。
彼はもう80歳近く。
そんな彼の姿をみて
私もあんなおばあさんになりたいと思った。
世界中には、学問の世界で生きている人間がいる。
皆、それぞれの真実を探している。
学者になりたいと思った。