雨は嫌いじゃないけど、今日は降らないでくださいよ...と思っていたのに。降りました、雨。
昨日と本日は、地元の春祭りだったので。やはり祭りはハレていて欲しいものです。
全国的に有名なお祭りなので、観光客もたくさん集まりますが、ここ数年は、海外の観光客にも大変人気があります。
その関係で、自分の勤務先にも色々な国の方が訪れてくださるのですが、外国人の方と接すると当然、文化や習慣の違いを比較してしまう。
団体で集まると周囲を気にせず大声でしゃべりまくる某アジア人。お菓子の袋を抱えて歩きながら食べながらフロントに来る某アジア人。など…でもなによりも自分がイヤだなあと思ってしまう外国人の行動。それは家のなかに土足で入って来ること!
靴が汚れてるからというよりも、なにか外からのケガレも一緒に持ち込んでくるようで本当にイヤなのです。もちろん、外国人の方に悪気はないと思うし知らないのだから仕方ないと。
道の辻には道祖神や馬頭観音。
お寺には門、神社には鳥居、川には橋、家には垣根、玄関、三和土、縁側 障子ふすま暖簾 欄間etc ....
おおよそ、ほとんどの日本人にはこの曖昧な、境界というようなものが無意識のうちに意識に刻み込まれているように思うのです。
どんなに街や建物が西洋化した現代でも、家の中では履物を脱ぐという習慣は失われなかった。
でも決して窮屈な息苦しい習慣とは思わないのです。潔く豊かな文化だなと。
これからも、玄関から土足で入って来る外国人を見ると、そこにみえない境界線を意識するのだろう。
そしてみえない境界線に暖かく囲まれながら生活して行くのだろう。