新潟で活動するパーソナルトレーナーのふるかわです。
運動指導に携わるものとして運動以上に欠かすことができないのが食事についてです。
皆さんもネットをはじめとしたメディアで日々いろいろな情報を浴びているおかげで良くも悪くもたくさんの知識を持っているかと思います。
糖質を抜く食事指導を売りにしたパーソナルジムなどが有名になってきたこともあり、糖質を抜く・もしくは制限するダイエットが流行しており、糖質を過度に減らすことがダイエットのマストだと考えている人もいます。
ただ、個人的には糖質は抜かないほうが良いと思っています。
糖質は炭水化物の一種であり、筋肉や肝臓で貯蔵することができ、他の栄養素の中では比較的早くエネルギーとして使えるように準備されています。
たんぱく質などと違い、消化していく過程で身体に有害な物質が発生しないので身体に優しい栄養素とも言えます。
実は肝臓に溜まった糖質の量がダイエットには特に重要で、肝臓の貯蔵量に合わせて脂肪の燃焼が進んでいきます。
脂肪の燃焼が進みやすい時間は食後4時間〜なので、そこで間食をすると脂肪燃焼のボーナスタイムがなくなってしまいます。
食後8時間以上経つと、肝臓から糖質がなくなるため、身体全体の代謝を落として活動する気を失わせる節約モードに入り、食べたいという欲求が強くなっていきます。
以上の二つのことから肝臓の糖質が枯渇しないように、1日3回、毎食ご飯一杯分程度の糖質を食べることがダイエットではおすすめです。
肝臓に貯蔵できる糖質の量は個人差がありますので注意が必要ですが、身体の大きい方でなければ80−100g程度貯蔵できると考えていただければ良いかと思います。
貯蔵できずに肝臓から溢れた分は内臓脂肪に変わっていきますので、糖質も食べ過ぎには注意です。
糖質の中でも砂糖や果糖などの糖類に分類される甘味が強いものは、内臓脂肪が増えるリスクが高いため、ダイエット時は甘い糖質は避け、主食と呼ばれる糖質の種類を選択すると良いでしょう。
ちなみに糖質制限をすると体重が1−2kgすぐ落ちますが、決して脂肪が燃焼しているわけではないと思ってください。
糖質は身体の中に水を溜め込むという習性があり、糖質を抜くと一気に体重が2kg程度は落ちます。
むくみは取れて軽くなった感じはしますが、体型的な変化はあまり望めません。
ダイエットでおすすめなのが和食です。
シンプルですが、低脂質で糖質も過剰になることが少ないです。
古き良きを思い出して、濃い味ではなく素材の味を楽しみましょう。
