こんにちは
新潟で活動するパーソナルトレーナーのふるかわです。
先日、知り合いの方の依頼で子どもを持つ親世代を対象とした発育・発達学のセミナーをオンラインでさせていただきました。
子育て論みたいなものではなく、子どもとの関わりの中でどう運動神経を鍛えられるかということをお話しさせていただきました。
資料を作る上で、赤ちゃんが徐々に大人になっていくまでをまとめていたのですが、何も出来ない赤ちゃんが立てるようになるのってよくよく考えると凄いことだなぁと思います。
身体のことを学べば学ぶほど、ヒトをはじめとした生命体ってよく作られているよなぁと感心させられます。
複雑に積み上がった200個以上の骨に600個以上の筋肉がついているにも関わらず、脳が指令を出し、おおよそ思う通りに身体を動かすことができるっていうこと自体が奇跡に近いことだと思いませんか?
この奇跡のように動く為の土台は子ども時代にあります。
子どもは触れる・見る・聞く・跳ぶ・走るなどの刺激を通してたくさんの情報を脳で処理して、ものすごいスピードで発達していきます。
神経の80%ほどが5歳までで成長するというデータもあります。
そのため、早くから様々な動きに触れさせて運動経験を積んでいくことが必要と言われています。
大人に焦点を当てて考えてみると、子どもと同じ程度の運動や刺激を受けているでしょうか?
今思うと、子ども時代はできていたことがだんだん出来なくなったりしていませんか?
デスクワークで正面のパソコンに向かって仕事をし、車移動で会社から家の通勤をしていては運動時間や感覚の刺激を獲得できているとは言い難いですよね。
生き物は使っていない機能は退化させるようにできています。
減量やスタイルをよくするだけの運動はもちろん必要ですが、長期的な健康を見据えた運動習慣を作っていくことがより大切なのではないでしょうか。
何をしたら良いか分からなければ、まずは景観の良い自然豊かな場所でお散歩から始めてみると良いかと思います。
子どもに負けず、大人もしっかりと動くことを意識していきましょう。
大人子ども問わず、環境設定が大事ですね。