生物の進化を考えるのは結構面白い

 

比較解剖学っていう分野があって、色々な生物を見比ベて生物の進化を考えるのが結構好きです。

 

 

例えば亀は生存競争で身を守るのに肋骨の部分を進化させて甲羅にしたと言われていて

そのおかげで天敵が減り、移動スピードが遅くなる代わりに長寿の生物になりました。

 

※人間で表すとこんな感じ

 

 

 

 

また犬は狩りをするために直線的に早く進めるよう肩甲骨と前足を変化させたのだけど、代わりに前足を横に開くことができず、雪道で足を横に滑らせると肩が脱臼してしまうことがあるそう

 

なんだかドジな話ですよね。

 

 

亀は肋骨、犬は肩甲骨を動かさないことが引き金となって、姿勢や形態の変化が起こってきました。

 

 

こんな感じで、生物は何かの目的を達成するために身体を変化させていきます。

小さい変化は短期的に起きることもあるし、何百、何千世代を経て起きることもあります。

 

 

今のヒトの生活を考えてみましょう

 

学校生活では椅子に座ったままの授業、仕事はデスクワーク、趣味のインドア化によりスマホやテレビ、ゲームなど前方向のみの動きが多い気がしませんか?

 

 

 

 

 

これはAIが予測した未来の人の姿勢です。

見事に前方向の運動に特化するよう身体が進化?していますよね。
 

将来ますます首・肩こり、肩痛、腰痛が増えていくと思います。

 

 

 

実際身体をチェックさせてもらっていても、肋骨が開かない、肩甲骨や肩が動かない方はたくさんいらっしゃいます。

人間としての動きを失いつつあり、なんだか亀化、犬化してきているようですね

 

 

 

 

 

こんな未来に抗うために僕たちは人間が本来持つ色々な方向の動きを獲得しておく事が必要になってきます。

 

例えば身体を回す、反る、丸める、肋骨や肩甲骨・股関節を動かすなどです。

 

 

 

 

運動の目的として

 

「筋肉をつける」

「体幹を鍛える」

「柔軟性をあげる」

 

はもちろん大事なんだけど

 

 

 

「多様な動き方を獲得すること」「自分がどう動いているかわかること」

この方がもっと大事だと思います。

 

 

 

 

ピラティスなどグループレッスンをやる際は、多様な動き方をしてもらえるように動いていただいてます。

 

パーソナルトレーニングでは苦手な動きは「伸び代」だと思い、よりよい身体を目指すために運動を楽しんで(笑)いただいております。

 

 

 

 

不活動は退化の始まりです。

少しでも活動時間を増やすきっかけになればと思います。

 

 

 

 

 

 

 

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