和田浦漁港に係留されたツチ鯨。尾羽に穴を穿ちワイヤーで岸壁に係留されている。捕獲してから一晩を経て解体される。

ツチ鯨係留場所から和田浦漁港全景を望む。左奥のスリップウエイの所が外房捕鯨の解体場。

解体場のスリップウエイ

解体場奥にふたつのウインチがある。ウインチからワイヤを伸ばし、スリップウエイの海際まで伸ばす。岸壁のガードレールに綱が用意されており、その綱とワイヤを連結する。フォークリフトで綱を引き、ツチ鯨係留場所まで持ってい行く。綱を引くとワイヤがツチ鯨の係留場所まで伸ばされる。ワイヤをツチ鯨の尾羽の根元に巻き、引き上げの準備が整う。

海中にあるツチ鯨をスリップウエイに引き上げる。このときにワイヤにテンションがかかる。

スリップウエイを海水で濡らしてツチ鯨を作業場まで引き上げる。

所定の位置まで引き上げられた。ツチ鯨の体にはたくさんの傷があった。

鯨包丁でツチ鯨の左下の表皮を切る。表皮に穴を穿ちワイヤを通してウインチで巻き上げながら表皮を切る。巻き上げが進むにつれて鯨包丁で切り進める。

腹側から横腹の表皮を切り進める。

背中から右側の表皮を切る。

腹側の表皮を切り、内蔵を分ける。

手前が取り除かれた内蔵。

スリップウエイ下部には溝があり、血液は水槽に貯められる構造になっていて、海域に流れ出さない。貯められた血液は回収されて処理される。

排水処理水槽。

今回水揚げされたツチ鯨に刺さっていた銛2本。本体部分が曲がっている。

ほとんどが解体され背骨まわりが残された。

水槽に貯められた表皮。

加工される赤身部分。この一部は現地で販売される。

ツチ鯨引き上げや表皮切り取りに使われるウインチ。

解体場脇に積まれた銛の山。

解体場脇の倉庫。作業終了後に鯨包丁が保管されていた。作業途中にも鯨包丁を研いでいた。

解体終了後の頭部。検査のようなことが行われていた。

現地販売のお知らせ。

捕獲した鯨は一晩置いてから解体する方がよいらしい。鯨包丁は作業の途中でも研いでいて切れがよかった。表皮をウインチで引くときには、ガバガバガバと腹に響く音がする。約12mの標準的なツチ鯨だったが、赤身や表皮の量は相当のものだった。地元の方々は数キロ単位で購入され、郷土料理として食べているらしい。