去年の1月20日

　去年、2009年の1月20日は、忘れもしません、アメリカに出張しておりました。

　忘れもしない理由はそれだけではなく、運よく「オバマ大統領の就任式」の日に、アメリカにいることができたためです。


　その日は西海岸のロサンゼルス近郊のパサデナという街におりましたが、お昼になり、皆で食事に出かけよう！と、車で20分ほど走り、レストランに行きました。

　＃西海岸の人は、のんびりお昼を食べる文化がありますね。日本だと、13時にはオフィスに戻ってこないと気まずい会社もありますが、そんなことはお構いなし・・・な文化です。。。


　で、昼に食事をしていると、レストラン内のテレビで、就任式を終えたオバマ大統領が、夫人とともに、ホワイトハウスの前の通りをパレードしているシーンが、ずーっと放送されていました。

　パサデナはその日、インディアンサマーの名の通り、１月なのに２５℃近くの気温がありましたが、中継されていたワシントンDCは、吐く息が白く映っていましたね


　私としては、アメリカ合衆国の大統領に、初の黒人（適切な表現ではないかもしれませんが、ご容赦ください）の大統領が誕生した歴史的な日に、アメリカにいることができた偶然を、とても喜び、感動しました。

　将来子供たちが大きくなり、学校の授業で、初の大統領として学ぶことがあれば、話してあげようと思っています。

　「パパはこの時、アメリカにいたんだよ」　と。



　西海岸と東海岸では、場所的には遠く離れていましたが、その日一緒に昼食を取った現地のメンバーは、

　「黒人の人たちは、今日はほとんど仕事してないよ。自主的に、記念日にして休んでいる人が多いね」

　って言っていました。

　そういう時に仕事を休むということも、彼らアメリカ国民にとっては、珍しいことでもなんでもないようでした。
　アメリカ全土において、彼らにとって、祝事だったに違いありません。



　それから１年・・・

　よもや１年後に、毎日ネクタイ締めて、職場を新たにしているとは、夢にも思っていませんでしたが、どんな職場であれ、新鮮な出会いや気持ちにさせられることは、きっとある、と信じつつ、去年の思い出に浸っておりました。。。

　＃実は、毎日ネクタイをして仕事するのは、ほぼ１０年ぶりくらいです・・・。