私は今月で退職を決めました。

ここでの経験が作業療法士としてのスキルが一番磨けた数年でした。

退職を決めたのはやはり上司の考えにあわなかっこと。
薬を飲んでまで頑張らないといけないことに違和感を感じたこと。

特に上司が患者さんを金稼ぎの道具にしか見ていなかったことが一番辛かったことです。

私は、例え寝たきりで意識がなくても、相手に言葉で伝えられなくても、人としての思いや感情は残っていると信じています。
それを理解したり感じとるのが精神科の作業療法士の仕事だと思っています。
上司は「あの人疎通とれないよね」と簡単に言います。でも時間をかけたら言葉でなくても疎通できる患者さんはたくさんいます。
認知症だからってなにもわからないわけではないし、実際に重度の認知症の方で私の名前を覚えてくれた方や、普段奇声をあげて蹴ってくる人でも退職することをいうと「がんばりんさいよ」と言ってくれた方もいました。

基本的に考えのスタンスが違いすぎました。あとは、私は自分の家族が病院スタッフにしてもらったら嬉しいと思える関わりを常に意識して関わっていました。

前の上司には「springさんは患者さんの気持ちを引き出すのが上手い」とよく言われました。
今回の退職の件でも、患者さんのためにやめないでほしいと言われました。


きっと私のストレングスだと思うので、次の仕事でも活かせることはきっとたくさんあると信じています。
私を必要としてくれる職場がやってこないかなー(笑)