あの日、妹は母の病室に泊まっていた。個室になって二晩目だったから、妹らしく、部屋を快適に片付けてた。
私は母にマタニティー用のパジャマ(腹水でお腹がパンパンだったから)を買ってきてと頼まれていたので、開店を待って、パジャマと和幸で私と妹と息子のお弁当を買って車で病院へいった。
病院はお茶の水で駐車場が混んでいてしばらくならんで待っていたけど、連日の通院で寝不足の私は、車の列にならびながらウトウトしちゃってて、
『はるみ!』って呼ぶ母の声ではっとして起きたら前の車は先に移動していた。
やっと車を入れて病室につくと、いつもと同じ感じで、妹と母がいて。
母がかけたがっていた毛布がやっと見つかって持ってきたので布団の上から毛布をかけたら、パァと病室が明るくなって…母も喜んでいた。
私と妹は和幸の豚カツ弁当を食べ始めたら、母が『見せて!喉は通らないけど、目は食べたいのよ、美味しそうね』と。
『私にも、お茶一杯ください』と母が言うので、私が熱いお茶をマグカップについで母に渡したら、両手でカップを包み込むように持って、『あ~美味しい。』って。
妹が『おねえちゃんはほんとに甘いんだから。私なら氷を入れて危なくないようにするし、それにそんな一杯いれないよ』
母は『裕美は厳しいから、氷入れてくるから美味しくないもんね(笑)今日のお茶は美味しいわよ』
それが私たちと交わした最後の言葉。
あとはもう、うわ言になって、会話とは言えなかったから。
その後、母は『あ~眠い。とっても眠いから少し寝ていい?』と、いってお昼ねしはじめてそのまま、もうまともには起きなかった。
だから、父も娘も、その後来たんだけど、目をつぶったまま返事をしたり会話をしたりはしたが、ちゃんと起きて話すことはなかったね。
ときたま目を開けて、『何で泣いてるの?』と、言ったり。
母が両手で飲んでいたあのマグカップを見ると、その様子が浮かんでくる。
あれから丸2年。
おばあちゃんや、澄子おばちゃんと一緒に楽しく暮らしてますか?
ひと目会いたいし声を聞きたいけど、きっとそれは私がちゃんと生きてからのお楽しみなんだろうな…
午後から三回忌です。
私は母にマタニティー用のパジャマ(腹水でお腹がパンパンだったから)を買ってきてと頼まれていたので、開店を待って、パジャマと和幸で私と妹と息子のお弁当を買って車で病院へいった。
病院はお茶の水で駐車場が混んでいてしばらくならんで待っていたけど、連日の通院で寝不足の私は、車の列にならびながらウトウトしちゃってて、
『はるみ!』って呼ぶ母の声ではっとして起きたら前の車は先に移動していた。
やっと車を入れて病室につくと、いつもと同じ感じで、妹と母がいて。
母がかけたがっていた毛布がやっと見つかって持ってきたので布団の上から毛布をかけたら、パァと病室が明るくなって…母も喜んでいた。
私と妹は和幸の豚カツ弁当を食べ始めたら、母が『見せて!喉は通らないけど、目は食べたいのよ、美味しそうね』と。
『私にも、お茶一杯ください』と母が言うので、私が熱いお茶をマグカップについで母に渡したら、両手でカップを包み込むように持って、『あ~美味しい。』って。
妹が『おねえちゃんはほんとに甘いんだから。私なら氷を入れて危なくないようにするし、それにそんな一杯いれないよ』
母は『裕美は厳しいから、氷入れてくるから美味しくないもんね(笑)今日のお茶は美味しいわよ』
それが私たちと交わした最後の言葉。
あとはもう、うわ言になって、会話とは言えなかったから。
その後、母は『あ~眠い。とっても眠いから少し寝ていい?』と、いってお昼ねしはじめてそのまま、もうまともには起きなかった。
だから、父も娘も、その後来たんだけど、目をつぶったまま返事をしたり会話をしたりはしたが、ちゃんと起きて話すことはなかったね。
ときたま目を開けて、『何で泣いてるの?』と、言ったり。
母が両手で飲んでいたあのマグカップを見ると、その様子が浮かんでくる。
あれから丸2年。
おばあちゃんや、澄子おばちゃんと一緒に楽しく暮らしてますか?
ひと目会いたいし声を聞きたいけど、きっとそれは私がちゃんと生きてからのお楽しみなんだろうな…
午後から三回忌です。

です。