小学校5年生の時、同級生からうさぎの赤ちゃんをもらった
学校の帰り道、その子の家からもらってジャンパーのお腹の中にうさぎを入れて
小さい可愛いうさぎを大事に持って帰った
うーちゃんと名づけた
真っ白い可愛いうーちゃんはとってもお利口で
私によくなついていてとっても大きく育った
家の裏の田んぼに連れて行って、うーちゃんを放すと
ピョンピョン跳ねて草をムニムニ食べて遊んでいた
『うーちゃーーん』
私が呼ぶとうーちゃんはピョンピョンと私の元に帰ってきた
寒い日も風邪の日も私はうーちゃんのために草を採ってきて
可愛がっていた
何年か経ったある日
おばあさんが
『鳥小屋に入れていたうさぎが野良犬にやられた』
そういった
うーちゃんが死んじゃった・・・
真っ白い大きい私のうさぎ
かわいそうに…怖かっただろうな…痛かっただろうな…
その後もずっとうーちゃんのことは忘れてなかったよ
今でも子供達にうーちゃんの話をする
とってもなついていたんだよって。草原で放しても逃げないで私の元に帰ってきたんだよって。
今日、お母さんのところに行ったときに飼っていた動物の話になったの
ふいにお母さんが
『そういえばあんたが飼っていたうさぎ、アキバが食べちゃったんだよね~』
そう言った
アキバ…?野良犬なのにアキバ?
私が怪訝そうな顔をしていたら
『アキバっていたの知らない?ウチにアキバが来た時に庭でうさぎが跳ねて遊んでたら、あのうさぎくれって言ってきてお父さんがダメって言ったらしいんだけど、持っていっちゃったみたいだよ。』
お母さんは何の話をしているの?
『うーちゃんは野良犬にやられちゃったんだよ。アキバってよそからきた人だよね?覚えてるけど…なんでうーちゃんくれって言ったの?』
『食べるって』
( ゚-゚)( ゚ロ゚)(( ロ゚)゚((( ロ)~゚ ゚
お母さんもずっとそのことは知らなかったようです
もちろん私も今日の今日まで知らなかった
お父さんは私には言えないと思っていたようです
どういうことなのかよくわからないけど…うーちゃんはうーちゃんは…
食べ・・・・・・・・・・・。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
ありえない…
うさぎって飼うものじゃないの?
アキバの出身地ではそうなのか?
真っ白い大きなうさぎはさぞ美味しそうだったのだろう…
うそだろ…
私は今日
本当に心が折れた
お母さんは私が知っているだろうと思い話したようだが
できればずっと知りたくなかった…
ああ・・・
うーちゃん…
ごめんね…
あの時、私のジャンパーの中にいた小さい真っ白いうさぎ
大事に育てたうさぎ
真実は
知りたくなかったよ…