2024年7月18日に発売されたゲーム【ミストニアの翅望 -The Lost Delight-】のフルコンプ感想です。
良作でした！
一度発売日が延期になったので、ちょっと不安でしたが、丁寧に作られている作品だと思いました。
ネタバレ有りの部分の前に注意書きはしますが、公式サイトなどで公表されている内容はネタバレとして扱いませんので、ご注意ください
【ミストニアの翅望 -The Lost Delight-】フルコンプ感想
◆システム面◆
目パチ、口パク 有り。
デフォルト名呼び 有り。
ステータス確認表示画面 有り。
愛キャッチ 有り。
会話ウインドウにヒロインフェイス 有り。
選択肢ジャンプ 有り。
クイックセーブ、クイックロード有り。
フローチャート 有り。
このタイプのフローチャート、見にくいかも。
オトメイトさんの何作品かで同じようなフローチャート見たことあるけど、このデザインは、そろそろ変更してくれないかな？画面サイズ的に横の方が長いんだから、横方面へ伸びる方が見やすいと思うんだけどな。
ミストニは他のソフトをプレイしつつ進めてたので、プレイ時間はざっくりなんですが、フルコンプまで40～50時間くらいかかったのかなと思います。
ミストニに関しては、ゆっくりじっくりプレイした自覚があるので、いつも通りにやったらもう少し早いかも？と思います。
フォントは読みやすかったです。
共通ルートの探索パートは1週目は楽しかったんですが、2週目からは一度集めた欠片集めはスキップするか選択できたら良かったな。追加エピソード部分だけ回収出来るようにしてもらえたら……助かる！
途中でバージョンアップが入ったので、既に直っているかもしれないけど、誤字、音声とテキストの違い(多分音声が間違っている)、視点変更表示間違い(他キャラ視点なのにヒロイン視点の表示が出る)などはありました。けど、頻度で言うと少ない方かなと思いました。
ミストニも複数ライターさんなんですが、全ルート読みやすかったです。
同じ複数ライターでもマイナインは個性が出まくっていたから、ミストニはメインライターさんかディレクターさんか誰か調整してくれたのかな？
某シナリオライターさんによると、ストーリーの展開とか全体の責任を負うのはメインライターさんらしいですね。ミストニでいうとシナリオ担当の一番上に表示されていた夕月さんがメイン担当ってことになるのかな？だとしたらレッドベルの慟哭(夕月さんがシナリオ担当)もストーリー期待しちゃう。
◆CG◆
スチルはルーカスのみ13枚、その他の攻略キャラは各12枚+差分、その他が6枚。(フルコンプCG含む)
原画担当は清白かりんさん。なので、綺麗です。全部。
ずっと清白かりんさんが原画の新作を出してくれーと言ってたのですが、堪能できました
また清白かりんさんが原画のゲームを出してください
ミストニのFDもいいですしー新作も見たい―とにかく待ってる
ひとつ言わせてもらうなら、アプローズの立ち絵のポーズが1種類しかなかったみたいで、どんな状況でもそのポーズ？とは思いました笑。もう１つ汎用性のあるポーズの立ち絵があっても良かったかも。
ところで清白かりんさんは前に何かでオトメイト所属って見た気がするんだけど、最近オトメイトさんが清白かりん｢氏｣って氏をつけるようになったんだよね。オトメイトさんが名前に氏をつける時は外部イラストレーターさんっぽい感じがするんですよね、多分ですけど。独立されたのかな？
あとはイラストではないんだけど、魔法の演出が安っぽいのは気になりますね。これは今作だけでなく、オトメイト作品全体なんですけどね。背景が黒で魔法の演出だけ、は特にやめた方がいいです。安っぽさがバレバレになるので。イラストや立ち絵に魔法の演出をのせると目立たないのかもしれないけどね。
◆音楽◆
いいですね！すき。
OP曲は作品の雰囲気に合っていて良いですし、ED曲は夜明けEDと道化EDで別々の曲があるのもとっても良かったです。
乙女ゲーム的に言うと夜明けEDがHappy EDだと思うのですが、ミストニのテーマ的には道化EDも普通のBADとは言い切れないEDなので、2曲あったのは大正解でしたね
BGＭも良かったので特装版にサントラつけて欲しかった
ミストニこそスイボを出していいクオリティだったと思うんだけどなー。
◆キャラ＆ストーリー◆
攻略キャラは6人。
アスコット、エドワード、ジョンは攻略制限あり。
2人クリア（夜明けED？）すると、アスコットとエドワードルートが解放されました。ジョンはアスコットかエドワードをクリア後、かな？
ジョンをクリアするとさらに……？(と公式Xで書いてあったので、ぼかしときますｗ)
各キャラEDは夜明けED、道化ED、迷い路EDの3種類。
BADエンドも少しある。
ざっくりいうと夜明けが乙女ゲーム的Happy ED、道化が復讐へ向かうED、迷い路が三角関係EDという感じです。
ですが、迷い路EDがルートによってかなり差があるなと思いました。いい悪いじゃなくて、全然系統が違うって感じです(語彙力)私の好きな迷い路EDはルーカスルートと、ライナスルートです
公式からの推奨攻略順は、アルフレッド→ルーカス→ライナス→アスコット→エドワード→ジョン→……だそうです。
私は公式さんの推奨通りにプレイしました。わかりやすい順番だったかな、と思います。
こだわりがなければ、最初はアルフレッドがいいと思います。エドワードとアスコットは逆でもいいのかも。そこは好みの順番で大丈夫だと思います。
全ルート楽しかったです
やっぱり好きな作品でも合わないルートってあるんだけど、ミストニは全ルート面白くて飽きずにプレイ出来ました。
部分的にこの設定は苦手とかはあるけど、ストーリーは全体的に面白かったし、テキストが読みやすくて良かったというのもあると思います。
プレイ前の推し予想は、ジョンでした。
プレイ後のキャラ+ストーリーの内容の好みでいうと、
ルーカス、ライナス、アルフレッドが好きかな。
ルーカスはみんな好きだよね、わかります。私も好きです！！
ライナスみたいな少年系は刺さらないことが多いけど、ライナスは意外な部分もあって良かったなぁ。CV梅田修一朗さんは私、今作ではじめまして、なのですが良いですね！こうやって新しい声優さんに出会えるのも乙女ゲーム醍醐味だと思ってます。安定のメンバーで固めるのもいいんですけど、新顔声優さんも入れてくれると楽しいです！(私が)
アルフレッドルートは復讐と恋心に揺れる感じがとても楽しかったです！梅原さんはオトメイト作品にたくさん出演されてますけど、アルフレッドはまたちょっと違うトーンの声で良かったです
エドワードはエド自体は好きです(以下ネタバレ)
ジョンは予想通り好きだったんですよ！ただ(以下ネタバレ)
CV白井さんは緑担当のキャラしかやらないっていう縛りがあるのかな笑。バスタフェのイメージが強かったけどオトメイトさんは久々ですか？
アスコットも良いキャラです。好きだよ！ただ(以下ネタバレ)
以下ネタバレ有りの感想です
ここから個別ルートの攻略順にネタバレ感想を書いていきます。
①アルフレッド
8年前の事件に直接的協力的ではないにしても間違いなく加担していたヒトなので、アプローズが復讐心と恋心で揺れ動いていくのが本当に楽しかったです。アルフレッド自身は真面目な男だし、弱者を思いやれる人だから、そばにいれば、そりゃ惹かれるわよねー！！
女王という共通の敵がいて、女王を倒すまでは協力しあう、その後は命を好きにしていいっていう潔さもぐっときちゃう、復讐相手の一人だとしても。
夜明けEDでも命のやりとりし(ながらいちゃつい)てるのがすき。
②ルーカス
ルーカスはお兄ちゃんとの思い出あるし、不器用な優しさがしみるー。8年前のことも誰よりも後悔しているだろうし、アルフレッドよりも不可抗力だったし、助けてあげたかったのにね。ルーカスルートではライリーと再会出来てないのが残念過ぎる。
窓からこっそり(？)アプローズのことを見てるスチルが大好きです！そんな顔で見てたら気持ちバレバレだょ
夜明けEDはもちろんいいんですが、迷い路EDが楽しかったです。アルフレッドルートの迷い路EDとテイストが違いすぎて、びっくりしました！ミストニでこういう展開もあるんだ！と思った。
③ライナス
お互い初恋でその想いを心の奥底に抱えつつも、女王を守る立場と復讐者として対立していく展開が楽しかったです。過去の楽しかった思い出と、でも裏切られたという思い、今度は裏切ってやると思いつつも、今のライナスとリアムがリンクしていく「おまじない」のところ、とっても好きでした！お互いの想いが寄り添っていきそうなのに殺し合う道しかない二人も、夕焼けのスチルで鬼ごっこ楽しかったねのセリフとかも。
ライナスくん、奥手っぽいけど押し倒せちゃうんだなーとか意外性もあって楽しかったいいぞーもっとやれー夜明けEDの終わり方も好きでした。
そしてライナスルートの迷い路EDね！えっぐいわぁぁ。えぐいけど好きライナスを想いながらエドワードに抱かれちゃうアプローズたん……。スチルもちゃんと差分あるのがいいですね。二人が親友同士ってのもえぐいね！！ルーカスルートの迷い路EDのラブコメ感どこいった！！いやルーカスルートが異端だったのか……。
④アスコット
ちょっと異質な攻略対象だとは思ってたけどさ、2枚目のスチルの顔やっばい。攻略対象キャラの顔をしてない、邪悪すぎる笑。
今までちゃっらい生き方してたアスコットがアプローズに落ちた時が楽しかったです！光って見えるんだ……でも完全に落ちてた割に夜明けEDの最後で愛してるとはまだ言えないとかなんなんだｗ言えよー！結婚式スチル美しいけどー言えよー笑。
アスコットは道化EDがヤバかったですね！ま、アスコットが悪いんですけど、アプローズの悪女っぷりが楽しかったアスコットが悪いけどね。
⑤エドワード
エドって書きたいけど父も「エド」マンドだしさ、ちょっとヤダ。まぁ特殊な親子なので名前で繋がりを見せてるのかもしれないのか。でもエドだけだと父がちらつく
エドワード自身には好感しかなく、エドワードルートも楽しかったですよ！ただひたすらに父が気持ち悪いだけで。母も気持ち悪いけどな。そんな両親の元でこんなに良い子に育つなんて奇跡だね。姉がご乱心するのも納得だわ。夜明けEDはやっと決別出来て良かったね。アプローズもエドワードも幸せにおなり……と思ってたら既にお子がと思ったら第2子もほっこり。
からの道化EDよー！スタッフー！おーいミストニのスタッフー！！家族に恵まれなかったエドワードにこんな地獄をみせるなんて人の心、無いの？(好き)(ほめてる)
⑥ジョン
アルフレッドの道化EDで妖精郷に行けていたようだったので、純妖精なのかなって思ってました。あとはオベロンに髪色とか似てるので親子、とか？そんな感じかなーって。視覚共有してるだけなら良かったけど、オベロンの現身っていう設定が私的には微妙だったかなぁ。ここまでのジョンというキャラクターがとっても良かったので、オベロンなんだ……って思ってしまい。自我があるとはいっても……さ。ジョンはジョンが良かったなぁ。
ジョンドゥについては、それがあったなー！！ってちょっと悔しかった笑。ファミリーネームが無い時点で気づきたかった。日本で言うところの「名無しの権兵衛」みたいな意味でしたよね、たしか。もう忘れない！！
今度からジョンって名前のキャラ出てきたら全員疑う笑
⑦真相
もうここまでのルートを見てきていたら、最後はリリーですよね。ミストニ公式Xに載っていたSSでゴネリルに兄がいることは書いてあったので、ゴネリル兄がダニエルなんだろうとも思ってた。
いろいろと思うところはあるんだけど、協力し合っていく展開は最後の締めとしては悪くないと思いました。真相用にEDムービーがあるのも丁寧な作りで良かったです。EDムービーが全員共通の作品だってあるからね。
ネタバレ無し部分では夜明けEDが乙女ゲーム的Happy EDだと思う、と書いたんですが、実はフローチャートを真っ直ぐおりていくと辿り着くEDは「The Clown」の方、道化EDの方なんですよね。夜明けEDの「The Dawn」は途中で折れ曲がる分岐ルートになっているのも意味深だなと思ってます。最初の時点でアプローズの気持ちは復讐が大前提で、復讐することこそが正規ルートだったってことなのかな。復讐の為に近づいたヒトによって、アプローズの未来は夜明けEDに分岐していくのかなーと思いました。
復讐の物語としてはじまったのだから、アプローズがすべての復讐を成し遂げる特殊なルートがあってもいいかなーってちょっと思っていたんですけどね笑。悲惨すぎるか。
その代わりなのかな、ゴネリルの「復讐、ここに成る」のが。ゴネリルはサブキャラっていうかもう(影の)主演女優賞をあげたいくらいですね。
ミストニはゴネリルの復讐物語でもあったのかなー。乙女ゲーマーさんならご存じかと思いますが、CV飯田奈保美さんのキャラは油断してはいけないね。
ネタバレはここまで
ミストニはメモを取りながらプレイしていたので、フルコンプ後にメモを読み返していたんですけど、そういえばこの時のこのキャラの行動にはどういう意味があったんだろう？とか思う部分もあったので、また最初から全ルートプレイしなおしたいなー、時間があればいいのになー
本当に全ルート楽しませてもらいました。
今年のオトメイトさんの新作の中では全体的なクオリティも高い作品だと思いました。（マツリカはまだルヲとフェイに出会ったとこで止まってる）
今はトラマギをプレイ中です！
体験版が面白かったから、超期待してる。
セーブデータを引き継げない体験版だったので、まだ体験版の範囲までしか進んでないんですけども笑。
忘れてるかもしれないから飛ばさずに読んでるんだよー記憶力に自信は無いのでね！
FDが決まってるマツリカもそろそろやらなきゃいけないとは思ってる。今年中にはやる……たぶん。村の雰囲気が苦手で止まってるあと新作だとハニヴもあるけど、物理的な意味で食べられる？らしいのが怖くて……やる気出ない……
最後まで読んでくださり、ありがとうございました！
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