ある日の午後、買い物に出かけていたら隣県に住む友人から電話がきた
本当に久しぶりだったので声が聞けて嬉しかった
「体調はどう?」
と話始めたら友人から
「ちょっと聞きたいんだけど。言いたくなかったら言わなくていいからね。」
と前置きがあり、ドキドキして次の言葉を待っていたら
「れーとは3月に退職して、お子さんは4月生まれでしょ。計算が合わないんだけど。」
と言われた
次の言葉が見つからなかった
「話したいことはいろいろあるけど、今、外出中でこれから帰る途中だから長電話ができないの。また、今度ゆっくりでいい?」
友人の言葉に驚き、こう言うのが精いっぱいだった
天使のこと、特別養子縁組のこと、ここにくるまでのれーと達の気持ち、外出先での短い電話では話したくなかった、というよりきちんと話せないと思ったのだ
「この電話で話してもらってもいいよ」
と容赦ない友人の言葉はあったが、頭の中がまとまらず今度会った時にまたゆっくり、ということで電話を切った
今まで友人に話す時は心の準備をしていたため、きちんと私たちの思いを話すことができたが、今回は唐突すぎて、そして意外な言葉だったため頭の中が対応できなかった
「計算があわない」 ・・・ 意外な話の切り口で驚いてしまった
これからもこういう心に刺さるような言葉を投げかけられるんだろうか
どうか天使はこんな思いをしないで、すくすくと育ちますように