本ではなくゲーム『ACE COMBAT』(戦闘機の空中戦ゲーム)とアニメの感想。初めて動画観ましたが。なんだ、このゲームシリーズ、アニメの『エリア88』(戦闘機の戦争アニメ)の影響受けていたのだな。ゲームの十年も前にこんなアニメが……超渋いな。ぼくが出力機動性重視のF16ファルコンばかり選んでいたのに、先輩がバランス型のF18ホーネットに固執した理由もなんとなく解った。
ちなみにぼくはF16の安定性の無さを逆用して、追尾されている最中の急上昇で、わざと失速して急減速急降下して相手の背後に回るマンチキンプレイをしていたな。(詐称、木の葉落とし)
1と2はほとんどエリア88のノリだ。主人公が傭兵として参戦、機体を選んで買って乗って面セレクトする辺りは。
3「エレクトロスフィア」がエヴァ(とくにヒロインが綾波)のパクリとしてレビュー評価叩かれていたが、当時アニメを見ず「3」を遊んだ身としては、このシナリオは良かった。マルチエンディングで、どの選択肢を選んでも、完全なハッピーエンドとはならない。おまけに全面クリアすると秘密兵器使えるし、隠し要素で主人公のとんでもない正体が解る。
このゲームエスコンはシューティングなのだ。シミュレーターではない。ゲームとして娯楽性高めてある。それを知らずに間違えて戦闘機パイロットなんか少年が志望したら悲惨だな。
歳下の友人が、シミュレーションとしての要素が強い他ゲームをプレイしたとき、その機体の加速減速の鈍重さとヨーイングの癖に、「いい加減な安いクソゲー!」と酷評していたが、そっちのほうがはるかに現実に近いのだ。
現実の戦闘機は、ゲームみたいに簡単にミサイルを回避できない。敵機からミサイルを撃たれたらその時点でほぼ終りらしい。マジで機体が完全に破損するまでミサイル撃ち合い被弾しまくる泥臭い戦いになる。
敵機に気付かれずに接近して、ミサイルを放って離脱、これで実戦は終り。アニメやゲームのような旋回戦、ドッグファイトはまず行われないらしい。
エリア88の主人公機F20タイガーシャークは、史実性能テストでパイロットが気絶し(機動性が高すぎたためという)墜落死事故を連続して起こしたために、お蔵入りとなった幻の機体だったな。F5EやF15と違いエンジンが単発だから、故障の可能性も半減するし。資料が確かなら、全世界に広まった同じ単発のF16より高性能でかつ安価のはずなのだが、ネットでは叩かれている。
そのF20の後継機が自衛隊のF2らしい。あくまでうわさだが。