『True Magic Story.』
トゥルーマジックストーリー(仮)
本格的に気合を入れた新作について、思案しております。これが難しすぎて手に負えないのでここに記します。
構想としては、厨弐病のガキ……もとい、純真な少年少女が夢見る御都合主義魔法ではなく、現実に即した人と人の想い、誓い、触れ合い、熱意、感情……これらの絆の引き起こす神秘の物語。
ほんとうは子供に読んでほしいけれど、同時に夢を忘れた大人のためのおとぎ話として……
元ネタは、『妖精伝奇』とほぼ同じ世界価値観ですが、舞台は現代にしようかと。『勇賢くんの冒険』の自己オマージュ? となるような。
真実の魔法、真実の奇跡、真実の勇気、愛、夢、世界……その他のあらゆる美徳というもの。きっといのちと呼ばれる神秘の。
事実はオカルト否定派な私は、これらを作成するのにいささか葛藤がありましたから。
会員さまのご意見ご提案があれば教えて頂きたいです。
過去記事の梗概紹介
『妖精伝奇』
妖精は人の幸せのために生きる。しかし人が妖精の存在を否定すると死んでしまう。小さな誠意が祝福を齎す、ちっぽけな奇跡の物語。全十六話オムニバスで毎回主人公を変え、人間関係と背景世界がどこかで重なっていて、普遍的な死生観、絆の連鎖を紡ぐ。各話で時代は若干前後する。舞台は現代の情報化社会が滅んだ未来の日本。文明は暗黒の中世並に衰退している。中世西洋風ファンタジーだが、RPGのような魔法や魔物は登場しない。
旅商人の青年が自称妖精の女の子と出会う。しかし反乱者を処刑した教会の過酷な現実に、ロザリオを投げ捨て妖精の存在を否定してしまう……
『勇賢くんの冒険』
童話風に描かれる、少年の夢と謎解き成長物語。五話二連構成の十章。
幼い双子の兄弟ケンとユイの前に、ある夜不思議な『オバケ』、ヒトクチヒトシが現れ、秘密の『お宝』、「せいぎ」「りかい」「へいわ」の存在を教える。双子は成長するにつれ、その秘密を解き明かしていく。それぞれの精霊の女の子、ミノとニナが現れ、立ちふさがる敵、『タヌキオニ』のことを警告される。
双子は数年後、タヌキオニと相対するが、その計略に掛かって、喧嘩別れしてしまう。ヒトクチヒトシから、お宝は全部で十個あることも告げられる。正義と理解の力で二人が和解に成功すると、平和が手に入る。
双子は成長し、十個のお宝をすべて見つけ……。
妖精伝奇 勇賢くんの冒険