「現場ではうまくいくのに、発信すると響かない」不思議
今まで、企業や個人の方に向けて
数多くのコンサルティングを行ってきました。
1対1、もしくはプロジェクトとして関わるときには、
課題が明確になり、解決の糸口も見つかりやすい。
実際に、現場では「うまくいった」と言える成果を出すこともできました。
ところが、それと同じような内容を
「もっと多くの人に役立つはずだ」
と思って記事や動画にして発信したとき、
思っていたほどの反応が得られなかったことがあります。
なぜだろう?――。
この違和感が、今回の気づきにつながりました。
誰にも届かない「正しい情報」の落とし穴
コンテンツとして伝えていることは、
間違っていないはず。
でも、なぜか届かない。
――そう感じた瞬間が何度もあった。
特に感じたのは、
「その人の課題や悩み」
にドンピシャで刺さるものを作ることの難しさです。
一対一の場では相手の状況を深く理解できるため、
解決策も個別化されて自然に響きます。
でも、記事や動画といった発信になると、
どうしても“汎用的な表現”になってしまう。
結果として、せっかくの解決策も
「自分のこととして受け取られない」
ことがあるのです。
この“届かなさ”こそが、
多くの発信者が直面している
頑張ってるのに報われない壁なんですよね。
伝えるのではなく、“考えさせる”という設計
そこで気づいたのが、
「余白のないコンテンツは届きにくい」
ということでした。
情報をすべて詰め込んで「正確に伝える」ことに集中すると、
受け手はそれを“自分ごと化”する余地を失ってしまいます。
逆に、「問いかけ」や「選択肢」「空白のテンプレート」など、
受け手が自分の状況に照らし合わせて考えられる“余白”があることで、
初めて言葉が刺さることもあります。
一方的に伝えるのではなく、
読み手の思考が動き出すような構造――
それこそが、
多くの発信に足りなかった視点かもしれない。
そう感じています。
“正しさ”が時に凶器になると気づいた瞬間
昔、コールド・ストーンで店長をしていた頃、
上司にこんな言葉をもらったことがあります。
「Ryotaの言葉は正しすぎる。
逃げ場のない正しさは、ときにただの凶器になる」
「もっと、バカになれ」
当時の私にとって、その言葉は衝撃的で、
同時にとてもありがたいものでした。
そこから私は、ただ“正しいこと”を伝えるのではなく、
「相手が気づける余白」を意識するようになったんです。
正しさは、ときに“正解”を押しつける構造になってしまう。
それはつまり、
相手が自分で考える機会
――つまり成長のチャンス――
を奪ってしまう
ということにもつながります。
だからこそ、私は今、
発信にも余白を持たせることを意識しています。
問いを投げたり、空欄を残したり、選択肢を提示したり。
その人が「自分で選び、自分で気づく」ことで、
初めて本当に前に進めるのだと思うからです。
あなたの言葉に、余白はありますか?
届けたい想いがある。
だからこそ、つい「ちゃんと伝えなきゃ」と力が入ってしまう。
でも、もしかすると本当に必要なのは、
“全部を語りきらない勇気”
なのかもしれません。
- 正しさよりも、問い。
- 情報よりも、余白。
- 伝えることよりも、気づいてもらうこと。
そんな視点を、
私自身も改めて大切にしていきたいと思っています。
あなたの発信には、読者やお客様が
「自分ごと化」できる余白がありますか?
今日の発信やコンテンツに、
ひとつだけ“問い”を加えてみませんか?
今日もあなたの成長を応援しています!
Thanks,
Ryota