いまだ首位･大宮が後続に6点差をつけている以外は各チームの差は均衡し、上位勢として落ち着くのがどのチームになるのかは分からない。
城福浩監督が指揮を執るヴァンフォーレ甲府は最近の戦い、いまいち安定しない。直近4試合ではジュビロ磐田相手に2－1で勝利した以外、新潟アルビレックスには1－1、鹿島アントラーズには0－0、そして横浜F.マリノスには1－1で引き分けている。甲府攻撃陣にとって唯一の頼みの綱はここまで個人得点5ゴールを挙げているブラジル人ストライカー、ウーゴ。そして彼に続くのは驚くべきことに本来守備を担うべきであるディフェンダー土屋が2得点で続く。もしも彼らが真剣にリーグのその他エリートチームを下し上位に立つ気があるならば平本、橋爪、河本、そしてオルティゴサといった攻撃を本職とする選手たちが早めに本調子となることを期待しよう。一番最近の白星となった磐田戦では、ウーゴの2ゴールで勝利を挙げたもののいつまでも彼一人に頼りきりという訳にもいかないだろう。
一方、エスパルスの状況も甲府よりは安定しているとはいえ、似たりよったりである。直近4試合の戦績はセレッソ大阪相手に1－1で引き分けた後、浦和には0－1で勝利を飾ったもののその後新潟と川崎Fには1－2で連敗している。清水攻撃陣をリードしているのは甲府と同じくブラジル人アタッカーのバレー。そして中盤の石毛、内田、八反田が1ゴールずつでスターストライカーを支えている。さぁ、はたしてゴトビ監督はこの甲府戦にどのような戦略を立ててくるのか？はたして彼は先発選手を入れ替えてくるのか？それとも新たなフォーメーションを組み立ててくるのか？
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